天澤履
危なっかしい場を、礼と慎みで渡っていく時
履虎尾、不咥人、亨。
虎(とら)の尾(お)を履(ふ)む。人を咥(か)まず、亨(とお)る。
今のあなたの周りには、一歩間違えると危ない、緊張感のある場面が広がっているようです。
たとえるなら、虎の尾を踏んでしまうような際どい状況。でも、礼儀正しく、慎重に、相手を立てながら振る舞えば、その虎は噛みついてこない——そんなふうに、身の処し方しだいで安全に通り抜けられる局面です。
目上の人や強い相手と向き合う時、立場や力の差がある場に身を置く時、一つの判断ミスが大きく響きそうな緊張した場面で、この卦はよく出ます。
ここで大事なのは、力でぶつかるのではなく、礼節と慎重さを「踏み行う」こと。
テーマは「危うい場を、礼と慎みで踏み渡る」。ただし、その渡り方がうまくいくか、足を踏み外してしまうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。
玄の見立て 歩んできた道を振り返り、見定める段階。締めくくり方しだいで大きく実ります。
今いる段階
上九(じょうきゅう) ― いちばん最後の段階
視履考祥、其旋元吉。
履(ふ)むを視(み)て祥(しょう)を考(かんが)う。其れ旋(めぐ)れば元(おお)いに吉(きち)。
- 今は、こんな時
- これまで踏み歩いてきた道のりを、一度立ち止まって振り返る——そんな総仕上げの時かもしれません。一つの仕事や挑戦が終わりに近づいている、長く続けてきたことに区切りがつこうとしている、これまでの選択が良かったかどうか答えが出つつある。そんな心当たり、ありませんか?今は、走り続ける時ではなく、足跡を見つめて吉凶を確かめる段階です。
- とるべき行動
- これまでの歩みをていねいに振り返って、何が良かったか・何を改めるかを見定めてみるといいと思いますよ。慎重に歩んできた道がきちんと一巡すれば、この上なく良い結果につながる時です。最後まで気を抜かず、締めくくりを大事にする。その振り返りこそが、すべてを良い形に結びつけてくれますよ。
- 気をつけたいこと
- ここで振り返りを面倒がって雑に締めてしまうと、せっかくの積み重ねがぼやけてしまいます。逆に、これまでを丁寧に見つめ直せた人には、めぐりめぐって大きな実りが返ってきます。終わりよければ、というあの感覚を、いちばん大事にしてくださいね。
虎の尾を踏むような、緊張感のある恋。礼儀と慎重さが通り道になります。
恋愛で、いまの段階は
上九 ― これまでの二人の歩みを振り返る段階。丁寧に歩んでこられたなら、原典は「大いに吉」と言っています。
虎の尾を踏むような緊張の場を渡る時。礼儀と慎重さが、そのまま通り道になる。
仕事で、いまの段階は
上九 ― 一つの仕事や役目の締めくくりの段階。歩んできた道を丁寧に振り返って見定めれば、めぐりめぐって大いに吉、と原典が言っています。
そのまま玄に話しかけられます。
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ここまでの相談と今回の卦をもとに、玄が一通の鑑定書に読み解きます。
- いまの状況と、あなたが立っている段階
- この先向かいやすい流れ
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ごめんなさい、鑑定書はいま準備の最終段階なんです。もうすぐお作りできるようになりますので、少しだけ待っていてくださいね。
今日の話、少しは整理の役に立ちましたか?
ありがとうございます。またいつでも、卦を立てに来てくださいね。
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