今回出た卦

地天泰

ちてんたい

流れがかみ合って、ものごとがのびのび通っていく時

卦辞(原文)

泰、小往大來、吉亨。

泰(たい)は、小(しょう)往(ゆ)き大(だい)来(きた)る、吉にして亨(とお)る。

今のあなたの周りには、上と下、相手と自分、内と外がうまくかみ合って、ものごとがすっと通っていく——そんな穏やかで安定した空気が流れているようです。

天の気が下りてきて、地の気が昇っていって、ちょうど真ん中で交わる。お互いが歩み寄って混じり合うから、自然と良い循環が生まれる、というイメージですね。

物事がうまく回り始めた時、人間関係が和やかな時、努力がやっと実を結び始めた時、チームや家庭の空気が落ち着いている時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

この「安泰」は、ずっと同じ形で続くものではないんです。平らな道もいつかは坂になるように、この良い状態をどう保ち、どう次に備えるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

高い立場の人が、自分から歩み寄って結ぶ縁。最上の段階かもしれません。

今いる段階

六五(りくご)

爻辞(原文)

帝乙歸妹、以祉元吉。

帝乙(ていいつ)妹(いもうと)を帰(とつ)がしむ。以(もっ)て祉(さいわ)いあり、元(おお)いに吉。

今は、こんな時
高い位にいる人が、身分や立場を脇に置いて、下の人と心から手を結ぶ——昔、王が自分の妹を嫁がせて縁を結んだように、上の側から謙虚に歩み寄ることで、大きな幸いが生まれる時です。あなたが上の立場で誰かを引き上げる側にいる、年上・先輩として後輩に手を差し伸べている、力のある側として歩み寄りを求められている。そんな場面に、心当たりはありませんか?
とるべき行動
もしそうなら、立場が上だからこそ、自分から腰を低くして歩み寄るといいと思いますよ。これは、この上なく良い時と出ています。引き上げる、譲る、相手を立てる——上にいる人が謙虚に動くと、関係も結果も、いちばん良い形で実ります。出し惜しみせず、与える側に回ってみてください。
気をつけたいこと
せっかく上の立場にいるのに、「自分はえらい」と構えてしまうと、この良縁は逃げていきます。高い所にいる時ほど、目線を下げること。それがこの幸運の鍵なんです。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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