澤雷随
たくらいずい

流れに従い、人に従い、ついていくことで道が開ける時

今のあなたの周りには、自分から無理に引っ張るより、良い流れや良い人にうまく従っていくことで、ものごとがうまく運ぶ——そんな空気が流れているようです。

雷が沢の中で静かに従うように、時と相手に柔らかく合わせていくイメージですね。

誰かについていく時、流れに乗ったほうがいい時、自分のやり方を一度手放して合わせる時、信頼できる人や方針に従う時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

「従う」と言っても、誰に・何に従うかで、行き着く先はまるで変わります。目先の楽なものに従うのか、本当に正しいものに従うのか。それはあなたが今どの段階にいるかで分かれます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九四(きゅうし)

ひとことで言うと
人がついてきて得るものがある段階。独り占めを避け、誠実さで身を守る時です。
今は、こんな時
人望が集まり、あなたに従ってくる人や、手にする成果が増えてくる——今は、慕われ、得るものが多い、勢いのある時かもしれません。ただ、それゆえに、立場が微妙になることもあります。部下や後輩に慕われている、人を集める力がついてきた、成果や人望が自分に集中している。そんな手応えと同時に、「これでいいのか」という危うさも、感じていませんか?
とるべき行動
人がついてきても、それを私物化せず、誠実さと公明正大さを徹底するのがよさそうです。得るものがあっても独り占めには凶。でも、誠を道に置いて公明であれば、咎められることはないと出ています。人望や成果を自分の手柄にせず、正しい道の上で、透明に動く。後ろ暗いところがなければ、何も恐れることはありませんよ。
気をつけたいこと
いちばんの落とし穴は、慕われ・得るうちに、それを自分のものとして抱え込んでしまうことです。人望が集まる時ほど、それをどう扱うかが問われます。誠実さと透明さ——この二つを手放さなければ、危うさは消えていきます。

いまの気がかりを、澤雷随に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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澤雷随という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)