澤雷随
たくらいずい

流れに従い、人に従い、ついていくことで道が開ける時

今のあなたの周りには、自分から無理に引っ張るより、良い流れや良い人にうまく従っていくことで、ものごとがうまく運ぶ——そんな空気が流れているようです。

雷が沢の中で静かに従うように、時と相手に柔らかく合わせていくイメージですね。

誰かについていく時、流れに乗ったほうがいい時、自分のやり方を一度手放して合わせる時、信頼できる人や方針に従う時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

「従う」と言っても、誰に・何に従うかで、行き着く先はまるで変わります。目先の楽なものに従うのか、本当に正しいものに従うのか。それはあなたが今どの段階にいるかで分かれます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

上六(じょうりく) ― いちばん最後の段階

ひとことで言うと
固く結ばれ、繫ぎとめられる段階。従いきった先で、誠が通じる時です。
今は、こんな時
もう離れられないほど、固く結びつき、繫ぎとめられている——今は、従うことが極まって、深く強い結びつきの中にいるのかもしれません。揺るぎない信頼でつながっている、もう離れがたい関係になっている、強い縁や使命に結ばれている。そんな手応え、ありませんか?昔、王が誠を尽くして山の神を祀ったように、深い真心が天地に通じる、そんな局面です。
とるべき行動
ここまで深く結ばれたなら、その誠実さを、最後まで大切に保っていくといいと思いますよ。固く結ばれた縁や使命は、軽々しく手放すものではなく、真心を尽くして全うするもの。誠を込めて向き合えば、その思いは、必ず通じていきます。深い結びつきを、信頼で支えていきましょう。
気をつけたいこと
固く結ばれることは心強い反面、束縛にもなり得ます。その結びつきが、真心で支えられたものか、ただ縛り合っているだけか——そこは時々、静かに見つめたいところ。誠があれば、強い縁は重荷ではなく、支えになりますよ。

いまの気がかりを、澤雷随に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

澤雷随という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)