地澤臨
ちたくりん

勢いが満ちて、上へ上へと広がっていく時

今のあなたの周りには、二つの新しい芽がぐんぐん伸びていくような、上り調子の空気が流れているようです。

できることが増えていく、関わる相手が増えていく、任される範囲が広がっていく——そんな、自分から人や場に「臨んでいく(向き合っていく)」局面ですね。

新しく人をまとめる立場になった時、後輩や部下ができた時、勢いに乗って物事を広げていきたい時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

この卦には「八月に至りて凶」という言葉が添えられています。今の勢いは永遠ではなく、いつか上り坂が下り坂に変わる時が来る——そういう含みなんです。

だから「いつまでも今のままだ」と油断しないことが大事で、今あなたがどの段階にいるかで、この勢いの活かし方は変わってきます。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六三(りくさん)

ひとことで言うと
愛想や調子の良さだけで関わっていないか、立ち止まって見直したい段階のようです。
今は、こんな時
相手にいい顔をして、口当たりの良いことばかり言って——そんな「甘い関わり方」になっていませんか?本音を避けて当たり障りなく合わせている、なれ合いで済ませている、ノリと勢いだけで人を動かそうとしている。もし心当たりがあるなら、それ自体は今のところ大きな実りにはつながりにくい時です。でも、ひとつ安心してほしいことがあります。その甘さに自分で気づいて、ちゃんと気にかけ直せば、咎められることはないんです。
とるべき行動
いい顔をするのをやめて、誠実な向き合い方に切り替えてみるといいと思いますよ。耳の痛いことも正直に伝える、なれ合いを少し引き締める。今ならまだ十分に立て直せます。
気をつけたいこと
「気づいているのに見て見ぬふり」がいちばん危ういところ。甘さに気づいたなら、放置しないで手を入れる——その一歩が、咎を消してくれます。

いまの気がかりを、地澤臨に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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地澤臨という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)