火雷噬嗑
からいぜいごう

邪魔なものを噛み砕いて、思い切って前を通す時

今のあなたの周りには、間に挟まった「邪魔なもの」を、しっかり噛み砕いて取り除く——そんな課題が立ち上がっているようです。

口の中に固いものが挟まると、噛み合わせられませんよね。噛み砕いて初めて、口がきちんと閉じる。それと同じで、今は障害や問題を曖昧にせず、思い切って断ち切ることで、初めて物事が通っていく局面です。

こじれた問題に決着をつけたい時、けじめや筋を通さなければならない時、邪魔だてしてくるものを乗り越えたい時に、この卦はよく出ます。

この卦は「裁く・けじめをつける」エネルギーを持っています。だからこそ、力の入れ方を間違えないことが大事なんです。

早めに小さく手を打つのか、強い相手と渡り合うのか、それとも放置しすぎてこじれきってしまうのか——同じ「噛み砕く」でも、あなたが今どの段階にいるかで、吉にも凶にもなります。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六五(りくご)

ひとことで言うと
要の立場で大きな問題を裁く段階。危うさはありますが、正しく貫けば咎はありません。
今は、こんな時
物事の中心にいて、大きな判断や裁きを任されている——そんな時にいませんか?責任ある立場で難しい決定を下している、組織の問題に決着をつける役回りになっている、人を評価したり処遇を決めたりする立場にいる。手応えのある肉を噛んで「黄金」を得るように、価値ある成果に手が届く時です。ただ、立場が重いぶん、緊張感のある危うさもありますよね。でも、ひとつ安心してほしいことがあります。正しさを保っていれば、危うくても咎められることはない時なんです。
とるべき行動
難しい判断でも、私情を交えず公正さを貫くのがよさそうです。中心にいる人が筋を通せば、周りも納得します。危うさを感じるくらい慎重なのは、むしろ良い状態。その緊張感を保ったまま進めてください。
気をつけたいこと
立場の力に頼って強引に決めると、後で反発を招きます。「危うい」という感覚を忘れず、最後まで公正であろうとする——その自覚が、あなたを守ってくれますよ。

いまの気がかりを、火雷噬嗑に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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火雷噬嗑という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)