火雷噬嗑
からいぜいごう

邪魔なものを噛み砕いて、思い切って前を通す時

今のあなたの周りには、間に挟まった「邪魔なもの」を、しっかり噛み砕いて取り除く——そんな課題が立ち上がっているようです。

口の中に固いものが挟まると、噛み合わせられませんよね。噛み砕いて初めて、口がきちんと閉じる。それと同じで、今は障害や問題を曖昧にせず、思い切って断ち切ることで、初めて物事が通っていく局面です。

こじれた問題に決着をつけたい時、けじめや筋を通さなければならない時、邪魔だてしてくるものを乗り越えたい時に、この卦はよく出ます。

この卦は「裁く・けじめをつける」エネルギーを持っています。だからこそ、力の入れ方を間違えないことが大事なんです。

早めに小さく手を打つのか、強い相手と渡り合うのか、それとも放置しすぎてこじれきってしまうのか——同じ「噛み砕く」でも、あなたが今どの段階にいるかで、吉にも凶にもなります。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

上九(じょうきゅう) ― いちばん最後の段階

ひとことで言うと
聞く耳をなくし、過ちを重ねきってしまった段階。ここは凶。今すぐ立ち止まりたい時です。
今は、こんな時
人の忠告も警告も耳に入らなくなり、悪い状態を重ねきってしまった——そんな危うさ、感じていませんか?何度注意されても改めない、問題を放置し続けて取り返しがつかなくなりつつある、自分のやり方に固執して周りの声を遮断している。首かせが耳まで覆ってしまうように、肝心な声が聞こえなくなっている状態です。もし心当たりがあるなら、ここは正直に危ない段階なんです。
とるべき行動
まずは「自分は人の声を聞けているか」を、立ち止まって確かめてみてください。耳をふさいでいたと気づけたなら、そこから引き返せます。意地を張り続けるのをやめて、忠告してくれる人の言葉に、もう一度耳を傾けてみるのがよさそうです。
気をつけたいこと
ここまで来ると、「もう引けない」と意地になりがち。でも、聞く耳を取り戻すことだけが、流れを変える糸口です。プライドより、立ち止まる勇気を選んでくださいね。

いまの気がかりを、火雷噬嗑に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

火雷噬嗑という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)