今回出た卦

澤風大過

たくふうたいか

荷が重すぎる、常を超えた局面にいる時

卦辞(原文)

大過、棟橈、利有攸往、亨。

大過(たいか)は、棟(むね)橈(たわ)む。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し、亨(とお)る。

「大過」は、文字どおり「大きく度を過ぎる」という意味です。

屋根を支える大黒柱(棟木)が、重さに耐えきれずまん中からたわんでいる——今のあなたの周りには、そんな普通ではない重さ・非常事態の空気が流れているのかもしれません。

自分の手に余るほどの責任を背負っている時、まわりが頼りにならず一人で支えている時、家族の看病や立て直しなど常ならぬ事態に立ち向かっている時、年の差や立場差の大きな関係に踏み出す時に、この卦はよく出ます。

ただ、この重さに押しつぶされてしまうか、それともうまく踏ん張って乗り越えられるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

原典も「進むべき道があれば、ちゃんと通り抜けられる」と告げています。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

重い荷を、しっかり支えられている段階。ただし、よそ見は禁物です。

今いる段階

九四(きゅうし)

爻辞(原文)

棟隆、吉。有它吝。

棟(むね)隆(たか)し、吉。它(た)有れば吝(りん)。

今は、こんな時
たわんでいた柱が、今度はぐっと持ち上がって、重さをしっかり支えている——あなたが今、その重い役割をちゃんと担えている時です。大きな責任を背負いながらも、なんとか回せている、周りから頼られて応えられている。「大変だけど、やれている」という手応えがありませんか?ここは吉と出ている、踏ん張りが実を結ぶ段階です。
とるべき行動
その調子で、今の役割に集中していくのがよさそうです。せっかく支えられているのですから、軸をぶらさないこと。一点に力を込め続けることが、この局面ではいちばん効きます。
気をつけたいこと
ただし原典は、「ほかのことに気を取られると、悔いが残る(吝)」と釘を刺しています。あれもこれもと欲を広げたり、別の誘いに乗ってよそ見したりすると、せっかくの支えがぐらつきます。今は浮気心を出さず、目の前の一本に集中する時ですよ。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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