今回出た卦

水雷屯

すいらいちゅん

何かが生まれようとして、まだうまく動けずにいる時

卦辞(原文)

屯、元亨、利貞、勿用有攸往、利建侯。

屯(ちゅん)は、元(おお)いに亨(とお)る、貞(ただ)しきに利(よろ)し。往(ゆ)く攸(ところ)有るに用(もち)うる勿(なか)れ。侯(こう)を建(た)つるに利(よろ)し。

今のあなたの周りには、新しい芽が地面を割って出ようとしている——でも、土がまだ固くて、なかなか思うように伸びられない、そんな産みの苦しみのような空気が流れているようです。

種にはちゃんと力がある。方向も間違っていない。ただ、出はじめの今がいちばん引っかかりやすくて、もたつく時期なんですね。

新しいことを始めたばかりの時、立ち上げの渦中にいる時、進みたいのに障害が次々出てくる時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつお伝えしておきますね。

この「うまく動けない感じ」は、悪い兆しではなく、むしろ大きく育つ前の当たり前の難しさなんです。テーマは「滞りの中での船出」。ただし、それを乗り越える道筋はあなたが今どの段階にいるかで変わります。

焦って突っ込むべき時はほとんどなくて、誰かと手を組み、土台を固めることが鍵になりやすい。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

進みたいのに足踏みする時。でも、その場で土台を固めるのが正解の段階かもしれません。

今いる段階

初九(しょきゅう) ― いちばん最初の段階

爻辞(原文)

磐桓、利居貞、利建侯。

磐桓(ばんかん)たり。居(お)りて貞(てい)なるに利(よろ)し。侯を建つるに利し。

今は、こんな時
動き出したい、前に進みたい——なのに、なぜか一歩目で引っかかって、その場でぐるぐるしている。そんな感じ、ありませんか?始めたばかりの仕事や勉強がなかなか軌道に乗らない、やりたいことは決まっているのに環境が整わない、気になる人がいるけれど距離の縮め方がわからない。もし心当たりがあるなら、今は「動けない」のではなく「土台を固める段階」なんだと思います。
とるべき行動
今は無理に突き進まず、その場にとどまって基礎を固めるのがよさそうです。一人で抱えず、力を貸してくれる仲間や協力者を見つけておくと、ぐっと楽になりますよ。腰を据えて正しいやり方を守っていれば、それでいい時です。
気をつけたいこと
足踏みがもどかしくて、勢いだけで飛び出すと空回りしがちかもしれません。今は焦らず、味方を増やすことに時間を使ってください。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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