今回出た卦

火澤睽

かたくけい

考えや向きがすれ違って、噛み合わなくなっている時

卦辞(原文)

睽、小事吉。

睽(けい)は、小事(しょうじ)に吉(きち)。

今のあなたの周りには、人と人の気持ちや方向が少しずつ食い違って、距離ができてしまう——そんな空気が流れているようです。

火は上へ昇り、水は下へ流れていく。同じ場所にいても、向いている方向が逆になっていく、そういうイメージですね。

気心が知れていたはずの相手と話が噛み合わない時、恋人や家族との間にすきま風を感じる時、職場で意見がぶつかって溝ができている時に、この卦はよく出ます。

ただ、覚えておいてほしいのは、この卦は「もうダメ」と言っているわけではないんです。

大きなことを一気に押し通すのは難しくても、小さなことなら、ちゃんとうまくいく。すれ違いは、こじらせれば深まりますが、小さなところから合わせ直していけば、ほどけてもいくものです。

そして、その溝が広がるか、それとも歩み寄りに変わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

思わぬ場所での、ふとした出会いが糸口になる段階のようです。

今いる段階

九二(きゅうじ)

爻辞(原文)

遇主于巷、无咎。

主(しゅ)に巷(ちまた)に遇(あ)う。咎(とが)无(な)し。

今は、こんな時
かしこまった場ではなく、路地でばったり会うような——そんな偶然の再会や接点から、こじれていたものがほどけ始める時です。正面から話し合おうとすると身構えてしまう相手と、たまたま同じ現場になった、ふとした立ち話で打ち解けた、第三者を介して縁がつながった。そんなきっかけ、巡ってきていませんか?
とるべき行動
形式ばった場をわざわざ用意しようとせず、自然な接点を大事にしてみるといいと思いますよ。きちんと段取りを組むより、ふとした機会をすっと拾うほうがうまくいく時です。こうして思わぬ所で歩み寄れても、何も咎められることはありませんから、安心して一歩踏み出してみてください。
気をつけたいこと
「正式に話の場を設けないと失礼かな」と構えすぎると、かえってタイミングを逃します。今は堅苦しさを脇に置いて、巡ってきた偶然を逃さないことのほうが大切ですよ。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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