今回出た卦

火澤睽

かたくけい

考えや向きがすれ違って、噛み合わなくなっている時

卦辞(原文)

睽、小事吉。

睽(けい)は、小事(しょうじ)に吉(きち)。

今のあなたの周りには、人と人の気持ちや方向が少しずつ食い違って、距離ができてしまう——そんな空気が流れているようです。

火は上へ昇り、水は下へ流れていく。同じ場所にいても、向いている方向が逆になっていく、そういうイメージですね。

気心が知れていたはずの相手と話が噛み合わない時、恋人や家族との間にすきま風を感じる時、職場で意見がぶつかって溝ができている時に、この卦はよく出ます。

ただ、覚えておいてほしいのは、この卦は「もうダメ」と言っているわけではないんです。

大きなことを一気に押し通すのは難しくても、小さなことなら、ちゃんとうまくいく。すれ違いは、こじらせれば深まりますが、小さなところから合わせ直していけば、ほどけてもいくものです。

そして、その溝が広がるか、それとも歩み寄りに変わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

最初は妨げられて散々でも、終わりにはちゃんと通じる段階かもしれません。

今いる段階

六三(りくさん)

爻辞(原文)

見輿曳、其牛掣、其人天且劓、无初有終。

輿(くるま)の曳(ひ)かるるを見る、其の牛は掣(ひ)かれ、其の人は天(てん)せられ且(か)つ劓(はなき)らる。初め无く終わり有り。

今は、こんな時
進もうとする車は後ろに引き戻され、牛は横から引っぱられ、思うように前に出られない——そんな、何をやっても邪魔が入るような時にいませんか?話を進めようとすると横やりが入る、誤解されて責められる、味方だと思っていた人に足を引っぱられる。理不尽な目に遭って、心が傷つくこともあるかもしれません。今はそういう、苦しい局面なんだと思います。
とるべき行動
それでも、ここで投げ出さないでほしいんです。この段階は、初めはうまくいかなくても、最後にはちゃんと通じると原典が告げています。今の妨げは、終わりまで続くものではありません。耐えて、誠実さを手放さずに進んでみてください。報われる時が、ちゃんと来ますよ。
気をつけたいこと
理不尽さに腹を立てて、相手とぶつかったり、途中で全部投げ出したりすると、その「終わりの実り」を自分で手放すことになります。いちばんつらいのは最初。そこを越えれば流れは変わると、信じて大丈夫です。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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