火風鼎
古いものを入れ替え、じっくり煮込んで育て上げる時
鼎、元吉、亨。
鼎(てい)は、元(おお)いに吉(きち)、亨(とお)る。
今のあなたの周りには、材料を鍋でコトコト煮込んで、おいしい料理を仕上げていくような——時間をかけて何かを育て、形にしていく空気が流れているようです。
鼎(かなえ)というのは、三本足の大きな煮炊きの器のこと。古いものを捨てて新しい材料を入れ、火にかけて、人をもてなし養うための器ですね。
新しい体制や仕組みを立ち上げる時、人を育てたり登用したりする時、腰を据えて何かをじっくり作り上げていく時に、この卦はよく出ます。基本的には、とても良い流れの卦です。
ただ、その「育てて仕上げる」がうまく実るか、それとも途中でこぼしてしまうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。
どっしり安定して力を発揮できる段階もあれば、足元が危うくて中身をこぼしかねない段階もある。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。
玄の見立て 古いものを一度出しきって、新しく始める段階。思いきった仕切り直しが吉です。
今いる段階
初六(しょりく) ― いちばん最初の段階
鼎顛趾、利出否、得妾以其子、无咎。
鼎(かなえ)趾(あし)を顛(さかさ)にす。否(あ)しきを出(い)だすに利(よろ)し。妾(しょう)を得(え)て其(そ)の子(こ)を以(もっ)てす。咎(とが)无(な)し。
- 今は、こんな時
- 鍋をいったんひっくり返して、底にたまった古い滓を出してしまう——今はそんなふうに、たまっていた良くないものを思いきって出し、まっさらにして始め直す時です。長く続けて古びてしまったやり方をリセットしたい、過去のしがらみや悪い習慣を手放したい、新しい環境で一から仕切り直したい。そんな心当たり、ありませんか?一見、ひっくり返すなんて乱暴に見えても、今はそれが理にかなっているんです。
- とるべき行動
- 思いきって、古いものや要らないものを出してしまうのがよさそうです。これまでのこだわりや、合わなくなった関係、ためこんだ不要なもの——手放すことで、新しいものを受け入れる余白ができます。そうして仕切り直すなら、咎められることはない時ですから、安心して整理してみてください。
- 気をつけたいこと
- 身分や格好にこだわりすぎないことです。今は出自や体裁よりも、中身を新しくすることが大事な段階。「こんなやり方でいいのかな」と迷っても、思いきりが良いほうに転びやすい時ですよ。
恋をコトコト煮込んで育てる時。原典いわく大いに吉、焦らず火加減を。
恋愛で、いまの段階は
初六 ― 器をひっくり返して古い滓を出す段階。過去の恋の癖やしがらみを思いきって手放してから始めれば、咎められることのない(无咎)仕切り直しです。
古いやり方を入れ替え、じっくり煮上げる時。原典いわく大いに吉、ただし荷の重さだけ正直に。
仕事で、いまの段階は
初六 ― 器をひっくり返して古い滓を出す段階。駆け出しの人や仕切り直しの人は、古いやり方やしがらみを思いきって出してしまえば咎なし、と原典が言っています。
そのまま玄に話しかけられます。
玄の鑑定書(詳細レポート)
ここまでの相談と今回の卦をもとに、玄が一通の鑑定書に読み解きます。
- いまの状況と、あなたが立っている段階
- この先向かいやすい流れ
- あなたの場面に引きつけた読み解き
- 卦がすすめる道
- 時間軸つきの、これからの動き方
- 原典の言葉と、その意味
500円(税込)・会員登録不要・購入後すぐに読めます
ごめんなさい、鑑定書はいま準備の最終段階なんです。もうすぐお作りできるようになりますので、少しだけ待っていてくださいね。
今日の話、少しは整理の役に立ちましたか?
ありがとうございます。またいつでも、卦を立てに来てくださいね。
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