今回出た卦

雷澤歸妹

らいたくきまい

順序や立場が、少しちぐはぐになりやすい時

卦辞(原文)

歸妹、征凶、无攸利。

帰妹(きまい)は、征(ゆ)けば凶。利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し。

今のあなたの周りには、進みたい気持ちや勢いはあるけれど、順序や立場がきちんと整っていない——そんな、どこかちぐはぐな空気が流れているようです。

本来の手順を飛ばして関係に飛び込んだり、ふさわしくない立ち位置のまま事を進めようとしたり。気持ちが先走って、形が後からついてこない、そんなイメージの卦です。

勢いで関係を始めようとしている時、立場が中途半端なまま物事を進めている時、感情に押されて先走りそうな時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「ちぐはぐさ」が大きな食い違いになるか、控えめに身を処すことでうまく収まるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

飾りより中身。控えめで質素なあり方が、最上の良さを生む段階かもしれません。

今いる段階

六五(りくご)

爻辞(原文)

帝乙歸妹、其君之袂、不如其娣之袂良、月幾望、吉。

帝乙(ていいつ)妹(いもうと)を帰(とつ)がしむ。其の君(きみ)の袂(たもと)、其の娣(てい)の袂の良(よ)きに如(し)かず。月幾(ほとん)ど望(ぼう)なり、吉(きち)。

今は、こんな時
高い立場や良い縁に恵まれているのに、見栄を張らず、むしろ質素で控えめにしている——そんなあり方ができていませんか?地位があっても偉ぶらない、華やかさより誠実さを選んでいる、着飾るより中身を大事にしている。高貴な姫が、豪華な正装よりも、付き添いの質素な装いのほうが好ましく見える——そんなふうに、飾らない慎ましさが、かえって周りに好かれる時です。
とるべき行動
今は、その控えめさを手放さないことです。立場が上がっても、見栄や派手さに走らず、質素で誠実なままでいてください。ほどよく満ちた月のように、これ以上ないほど良いバランスの時(吉)ですから、飾らない姿勢こそが、この幸運を本物にしてくれますよ。
気をつけたいこと
ここで「せっかくの立場だから」と急に着飾ったり威張ったりすると、せっかくの好印象が逃げていきます。中身で勝負できる今だからこそ、控えめさが武器になる。その美点を、どうか崩さないでくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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