火山旅
かざんりょ

慣れない場所を、旅人として通り過ぎていく時

今のあなたの周りには、腰を据えた本拠地ではなく、仮の場所を転々とするような、落ち着かない旅の空気が流れているようです。

旅人は、よその土地では身寄りもなく、立場も弱い。だからこそ、控えめに、慎ましく振る舞うことが身を守ります。ほどほどには通じるけれど、大きくは広がりにくい、そんなイメージの卦です。

新しい環境に移ったばかりの時、慣れない場所で心細い時、自分の居場所がまだ定まっていない時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「旅の身」を、慎ましく無事に過ごせるか、それとも気を抜いて足元をすくわれるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九四(きゅうし)

ひとことで言うと
仮の居場所と手立ては得たけれど、心は晴れない段階のようです。
今は、こんな時
とりあえず身を置く場所を得て、当面の路銀や道具も手に入れた。でも、なぜか心は満たされない——そんなもやもやを抱えていませんか?居場所はあるのに「ここは本当の自分の場所じゃない」と感じる、条件は整っているのに落ち着かない、形は得たのに気持ちがついてこない。旅人が仮の宿と路銀を得ても、心が晴れないように、不安定さが拭えない段階です。
とるべき行動
今は、その「満たされなさ」を無理に消そうとしなくて大丈夫です。仮の居場所はあくまで仮のもの、と割り切って、当面の安全だけは確保しておくのがよさそうです。心が晴れないのは、まだ本当の落ち着き先ではないからかもしれません。焦って根を下ろさず、慎重に様子を見てみてください。
気をつけたいこと
心の晴れなさを紛らわせようと、無理に環境を変えたり、衝動的に動いたりしないことです。今は、本拠地ではなく仮の場所にいる時期。落ち着かなくて当然だと受け止めて、急がず手当てを重ねていきましょう。

いまの気がかりを、火山旅に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

火山旅という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)