水澤節
すいたくせつ

区切りをつけて、度を越さないことが大事な時

今のあなたの周りには、何でもかんでも広げるより、竹の節のようにきちんと区切りをつけて、ほどよい所で止める——そんな節度が物事を通していく空気が流れているようです。

器に入る分だけ水をためて、あふれさせないようにするイメージですね。

使いすぎ・やりすぎを抑えたい時、けじめや限度を決めたい時、ダラダラ続いてきたものに区切りをつけたい時に、この卦はよく出ます。

ただし、この卦はひとつ大事なことを教えてくれます。節度は通り道を開いてくれるけれど、苦しすぎる我慢は長続きしないんです。

そして、その「区切り」が心地よい節度になるか、それとも自分を縛る苦しい我慢になるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

初九(しょきゅう) ― いちばん最初の段階

ひとことで言うと
今はまだ動かず、内にとどまって控える段階。出ないことが正解になる時かもしれません。
今は、こんな時
外に打って出たい気持ちはあるけれど、今はまだその時ではない——そんな局面にいませんか?まだ準備が整っていない、周りの状況が読みきれない、動くにはタイミングが早すぎる気がする。新しいことを始めたいけれど機が熟していない、言いたいことはあるけれどまだ口にする場面じゃない。そんな「もう少し待ったほうがよさそう」という感覚が、心のどこかにありませんか?
とるべき行動
今は無理に外へ出ず、内側にとどまって静かに控えるのがよさそうです。家の庭から出ないように、軽はずみに動かない、まだ手の内を見せない、機が熟すまで待つ。出るべきでない時にちゃんと自分を抑えられれば、咎められることはない時ですよ。動かないことが、ここでは賢い選択になります。
気をつけたいこと
「何もしていない」と焦る必要はありません。今の「出ない」は怠けではなく、節度をわきまえた自制。ただし、次の段階では逆に「出るべき時」が来ます。今はあくまで時機を待つ間だと心得てくださいね。

いまの気がかりを、水澤節に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

水澤節という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)