今回出た卦

水澤節

すいたくせつ

区切りをつけて、度を越さないことが大事な時

卦辞(原文)

節、亨。苦節、不可貞。

節(せつ)は、亨(とお)る。苦節(くせつ)は、貞(てい)にすべからず。

今のあなたの周りには、何でもかんでも広げるより、竹の節のようにきちんと区切りをつけて、ほどよい所で止める——そんな節度が物事を通していく空気が流れているようです。

器に入る分だけ水をためて、あふれさせないようにするイメージですね。

使いすぎ・やりすぎを抑えたい時、けじめや限度を決めたい時、ダラダラ続いてきたものに区切りをつけたい時に、この卦はよく出ます。

ただし、この卦はひとつ大事なことを教えてくれます。節度は通り道を開いてくれるけれど、苦しすぎる我慢は長続きしないんです。

そして、その「区切り」が心地よい節度になるか、それとも自分を縛る苦しい我慢になるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

心地よく節度を楽しめる、最も良い段階。進めば人に尊ばれます。

今いる段階

九五(きゅうご)

爻辞(原文)

甘節、吉。往有尚。

節(せつ)に甘んず、吉(きち)。往(ゆ)けば尚(たっと)ばるること有り。

今は、こんな時
区切りを守ることが、我慢ではなくむしろ心地よい——そんな成熟した状態に届いていませんか?節制が習慣になって苦にならない、ほどよさが板についている、自分にも周りにも無理を強いない。しかもその姿が、自然と周りのお手本になっている。リーダーとしてちょうどいい采配ができている、自分を律する姿が信頼を集めている。そんな手応え、ありませんか?
とるべき行動
もしそうなら、その心地よい節度を堂々と続け、前へ進んでいいと思いますよ。甘んじて楽しめる区切りには、人がついてきます。自分の基準を信じて動く、ほどよさを軸に決断する、その姿勢を周りにも示す。これは最も良い時で、進んでいけば人に尊ばれ、認められるですよ。遠慮はいりません。
気をつけたいこと
ただ、心地よさに慣れて気を抜くと、いつのまにか緩みすぎてしまうこともあります。今の良いバランスは、ほどよい緊張感があってこそ。楽しみながらも、軸だけはぶらさないでいてくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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