火水未濟
あと一歩、まだ途中の時
未濟、亨、小狐汔濟、濡其尾、无攸利。
未済(びせい)は、亨(とお)る。小狐(しょうこ)汔(ほとん)ど済(わた)らんとして、其の尾を濡(ぬ)らす。利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し。
今のあなたの周りには、ゴールが見えてはいるけれど、まだ完全にはたどり着いていない——そんな「あと一歩」の空気が流れているようです。
小さな狐が川を渡りきろうとして、最後の最後で尾を濡らしてしまう。もうすぐなのに、まだ済んでいない。そんなイメージですね。
やりかけのことが残っている時、目標の手前で足踏みしている時、これから本格的に動き出す時、何かが始まりかけている時に、この卦はよく出ます。
ただ、これは易経の六十四番目、いちばん最後に置かれた卦なんです。
「完成」で終わらず、あえて「未完成」で締めくくられている。終わりがそのまま次の始まりにつながっていく——そういう前向きな含みがあります。
だから、この「あと一歩」を慎重に詰めて道を開けるか、それとも焦って崩してしまうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。
玄の見立て 粘り強い努力が、ようやく報われ始める段階のようです。
今いる段階
九四(きゅうし)
貞吉、悔亡、震用伐鬼方、三年有賞于大國。
貞(ただ)しくして吉、悔(く)い亡(ほろ)ぶ。震(ふる)いて用(もっ)て鬼方(きほう)を伐(う)ち、三年にして大国(たいこく)に賞(しょう)有り。
- 今は、こんな時
- 奮い立って遠い相手を討ち、三年かけてついに大きな功績として認められる——今はそんな、長く積み重ねた頑張りが、形になって報われていく時です。悔いも晴れていきます。長期で取り組んできたことに手応えが出てきた、ずっと努力してきたことが評価され始めた、苦しい時期を越えて流れが変わってきた。「やっと報われるかも」という予感はありませんか?もしそうなら、ここは粘りどころであり、実りの入り口です。
- とるべき行動
- 勢いを出して、しっかり踏み込んでいい時です。これまでの努力を最後まで出しきる。途中で緩めず、奮い立って取り組む。正しく粘り続ければ吉、悔いも消えていく時ですから、自分の積み重ねを信じて押し進めてみてください。
- 気をつけたいこと
- 報われ始めたからといって、すぐに大きな見返りを期待しすぎると、息切れしてしまうかもしれません。三年かかる、と言われるように、これは長い努力の果ての実り。最後のひと粘りを惜しまず、腰を据えていきましょう。
まだ渡りきっていない、これから形になる途中の恋。最後の詰めこそ丁寧に。
恋愛で、いまの段階は
九四 ― 三年かけた働きが大国に認められるように、長い粘りが報われ始める段階。正しく続ければ吉、悔いも消えると原典が言います。ここは緩めず続けて。
あと一歩、まだ途中の時。道は通じている、最後の詰めだけ丁寧に。
仕事で、いまの段階は
九四 ― 三年かけた働きが大国に認められるように、長い粘りが報われ始める段階。正しく続ければ吉、悔いも消えます。ここは緩めず続けて。
そのまま玄に話しかけられます。
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ここまでの相談と今回の卦をもとに、玄が一通の鑑定書に読み解きます。
- いまの状況と、あなたが立っている段階
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ごめんなさい、鑑定書はいま準備の最終段階なんです。もうすぐお作りできるようになりますので、少しだけ待っていてくださいね。
今日の話、少しは整理の役に立ちましたか?
ありがとうございます。またいつでも、卦を立てに来てくださいね。
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