今回出た卦

地水師

ちすいし

大勢をまとめて、一つの方向へ動かしていく時

卦辞(原文)

師、貞、丈人、吉无咎。

師(し)は、貞(ただ)し。丈人(じょうじん)なれば、吉(きち)にして咎(とが)无(な)し。

今のあなたの周りには、たくさんの人や物事を束ねて、規律をもって一つの目標に向かわせる——そんな「統率」の空気が流れているようです。

地の下に水が集まり、やがて大きな流れになっていくようなイメージですね。

チームやプロジェクトを率いる立場になった時、家族や仲間をまとめる役を任された時、長く続く戦い(受験・転職活動・闘病・大きな仕事)に挑む時に、この卦はよく出ます。

ただ、軍を率いることが力になるか、それとも痛手になるかは、規律があるか、人を率いる順番を間違えないかで大きく変わってきます。

だからこの卦のテーマは「組織を率い、規律で動かすこと」。ただし、それが吉と出るか凶と出るかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

正当な理由があれば動いていい段階。ただし「誰に任せるか」がすべてです。

今いる段階

六五(りくご)

爻辞(原文)

田有禽、利執言、无咎。長子帥師、弟子輿尸、貞凶。

田(た)に禽(とり)有り、言(げん)を執(と)るに利(よろ)し、咎(とが)无(な)し。長子(ちょうし)師(し)を帥(ひき)い、弟子(ていし)尸(しかばね)を輿(の)せば、貞(てい)なれども凶(きょう)。

今は、こんな時
向こうから害になるものが入り込んできて、対処せざるを得ない——畑を荒らす獲物に手を打つように、正当な理由のある「動くべき場面」が来ていませんか?理不尽な相手に対応する、放置できない問題に手を入れる、守るために声を上げる。受け身でやり過ごすより、筋を通して動くほうが利のある時です。ただこの段階は、任せる人を間違えると、正しくても凶になる、という分かれ道でもあります。
とるべき行動
動くなら、堂々と筋を通して動くのがよさそうです。そのうえで、いちばん大事なのは人選。経験と実力のある「ふさわしい人」に任せること。能力の足りない人に大事を任せると、せっかくの正しい行動が空回りしてしまいます。誰に委ねるかを、慎重に選んでみてください。
気をつけたいこと
原典は、未熟な者に指揮を委ねれば「正しくても凶」と戒めています。情や付き合いで人選を甘くしないこと。役割は、好き嫌いではなく「任せられるか」で決めたい時ですね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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