風天小畜
ふうてんしょうちく

力は溜まってきたのに、まだ実らず足踏みしている時

今のあなたの周りには、ものごとがあと一歩で動き出しそうなのに、なかなかそこまで届かない——そんな、もどかしい空気が流れているようです。

空には雨を降らせそうな雲がびっしり満ちているのに、まだ一粒も落ちてこない。エネルギーは確かに溜まっているのに、決定打にならず、小さく蓄えながら待っている。そんなイメージですね。

あと少しで成果が出そうな仕事、もう少しで距離が縮まりそうな相手、計画は整ったのに動き出せない——そんな「あと一歩」の局面で、この卦はよく出ます。

ここで大事なのは、今は大きく押し切る時ではなく、小さく整えながら機を待つ時だ、ということ。

テーマは「小さく蓄えて、無理せず待つ」。ただし、その待ち方が実りにつながるか、ただの足踏みで終わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九五(きゅうご)

ひとことで言うと
誠で人と結ばれ、豊かさを分かち合える段階かもしれません。
今は、こんな時
あなたの誠実さが周りの人としっかり結びついて、持っているものを自然と分け合える——そんな時です。信頼で結ばれた仲間とお互い助け合えている、自分の余裕や知恵を周りに回せている、人から頼られ、また自分も頼れている。そんな手応え、ありませんか?今は、一人で抱え込むより、分かち合うことで全体が豊かになる段階です。
とるべき行動
もしそうなら、出し惜しみせず、自分の持っているもの(力・情報・気遣い)を隣の人に回してみるといいと思いますよ。誠実さで人とつながり、富や恵みを分け合うこの形は、とても良い流れです。「独り占めしない人」のところに、めぐりめぐってさらに良いものが集まってきますよ。
気をつけたいこと
ただ、見返りを期待して与えると、関係がぎくしゃくします。分かち合いは「したいからする」もの。損得勘定が前に出ないよう、そこだけ気をつけていきましょう。

いまの気がかりを、風天小畜に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

風天小畜という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)