火天大有
かてんたいゆう

大きく豊かに実り、たくさんのものが手に入る時

今のあなたの周りには、力も信頼も成果も大きく集まってくる——そんな、豊かで満ち足りた空気が流れているようです。

高い空に太陽が昇って、隅々まで明るく照らすように、あなたの持っているものが大きく輝き、人もものも集まってくるイメージですね。

努力が実を結ぶ時、地位や財や人望に恵まれる時、大きな役割を任される時、たくさんのものを抱えて動かす立場になった時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

たくさんのものを持つということは、それをどう扱うかが問われる、ということでもあるんです。豊かさを驕りに変えてしまうのか、謙虚さと誠実さで保つのか。それはあなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九三(きゅうさん)

ひとことで言うと
持てる力を、公のために差し出す段階。器の大きさが問われる時のようです。
今は、こんな時
諸侯が天子に宝を献げ捧げるように、今は、自分の持っているものを、私利のためでなく、公のため・上のために役立てる時かもしれません。会社や組織のために力を尽くす、自分の手柄より全体の利益を優先する、得たものを周りに還元する。そんな場面に、心当たりはありませんか?器の大きい人ほど、ここで自然に差し出せる局面です。
とるべき行動
手にしたものを独り占めせず、公のため・周りのために役立ててみるといいと思いますよ。自分の懐に貯め込むより、差し出すことで信頼が大きく育つ時です。ただし、器の小さい人にはこれが務まらないとも出ています。「自分が、自分が」を手放して、より大きなもののために使う。その潔さが、あなたをさらに引き上げます。
気をつけたいこと
いちばんの落とし穴は、得たものを私物化したくなる気持ちです。「これは自分が手に入れたものだ」と抱え込むと、せっかくの豊かさが小さくまとまってしまいます。差し出せる人に、もっと大きなものが巡ってきますよ。

いまの気がかりを、火天大有に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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火天大有という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)