今回出た卦

山風蠱

さんぷうこ

溜まった乱れや問題に、向き合って立て直していく時

卦辞(原文)

蠱、元亨、利涉大川。先甲三日、後甲三日。

蠱(こ)は、元(おお)いに亨(とお)る、大川(たいせん)を渉(わた)るに利(よろ)し。甲(こう)に先んずること三日(みっか)、甲に後(おく)るること三日。

今のあなたの周りには、長いあいだ放っておかれて溜まってしまったもの——古いやり方、こじれた問題、見て見ぬふりをしてきたこと——に、いよいよ向き合って立て直していく、そんな空気が流れているようです。

山のふもとに風が吹き込んで、淀んだ空気をかき回し、また整えていくイメージですね。

長年の問題に取り組む時、誰かの後始末や立て直しを任された時、放置してきたことに区切りをつける時、過去から受け継いだものを正す時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつだけお伝えしておきますね。

立て直しは、強く押し切ればいいわけでも、放っておけば済むわけでもないんです。どう手をつけ、どこまで踏み込むかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

受け継いだ乱れを正し始める段階。危ういけれど、最後には良くなる時です。

今いる段階

初六(しょりく) ― いちばん最初の段階

爻辞(原文)

幹父之蠱、有子、考无咎、厲終吉。

父(ちち)の蠱(こ)を幹(つかさど)る。子(こ)有れば、考(こう)咎(とが)无し。厲(あや)うけれども終(つい)には吉。

今は、こんな時
前の代、前の担当、過去から受け継いだ乱れや問題に、ようやく手をつけ始める——今は、誰かが残していった課題を引き継いで、立て直そうとしている時かもしれません。前任者のやり残しを片づけている、家や組織の古い問題に向き合っている、過去のツケを清算しようとしている。そんな状況、ありませんか?気の重い作業ですが、ここで引き継ぐことには意味がある局面です。
とるべき行動
過去の乱れを、責めるのではなく、引き継いで正す気持ちで手をつけてみるといいと思いますよ。しっかり受け継ぐ者がいれば、過去の過ちは咎にならない。危ういけれど、最後には吉と出ています。最初は不安で、危なっかしく感じるかもしれません。でも、誰かが引き継いで直せば、過去は清算されます。焦らず、一つずつ。
気をつけたいこと
過去の乱れに向き合うと、つい「誰が悪かったのか」と犯人探しをしたくなります。でも、ここで大事なのは、責めることより、引き継いで直すこと。過去をなじるエネルギーを、立て直しのほうに向けてみてください。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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