風地観
ふうちかん

よく観て、よく観られる。立ち止まって見つめ直す時

今のあなたの周りには、行動で押し切るより、じっくり「観る」ことが大事になる——そんな静かな空気が流れているようです。

物事の全体をよく見渡す、人の生き方をよく見る、そして自分もまた周りから見られている。風が地の上を渡って隅々まで巡るように、広く目を行き届かせる局面ですね。

進むべきか迷っている時、人の上に立って模範を示す立場になった時、自分の生き方をふと見つめ直したくなった時に、この卦はよく出ます。

この卦のもとになっているのは、お祭りで手を清め、まだ供え物を捧げる前の、いちばん心が張りつめた瞬間のイメージです。

まごころを正して、おごそかに整える——その姿勢そのものが、周りに静かに伝わっていく。

そして「観る」と言っても、浅く見るか深く見るか、何を見つめるかは、あなたが今どの段階にいるかで大きく変わります。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六四(りくし)

ひとことで言うと
広い世界の輝きを間近で見て、その中で力を発揮できる段階かもしれません。
今は、こんな時
自分の狭い殻の外にある、大きな世界の輝き——優れた人、進んだ場所、本物の仕事——を、すぐ近くで見られている。そんな時にいませんか?レベルの高い環境に入れた、尊敬できる人のそばで学べている、中枢に近い場所で物事を見られている。もしそうなら、今は視野が大きく開ける、恵まれた段階なんです。
とるべき行動
その輝きをただ眺めるだけでなく、思い切ってその場に加わり、力を貸す側に回ってみるといいと思いますよ。優れた人や場に「客人として迎えられ、力を尽くす」のに利のある時です。遠慮して外から見ているのは、もったいないですよ。
気をつけたいこと
良い世界に触れると、つい自分と比べて気後れしがち。でも、見るだけでなく関わってこそ意味があります。「自分なんて」と引かずに、半歩でいいので中へ入ってみてください。

いまの気がかりを、風地観に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

風地観という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)