山地剝
さんちはく

少しずつ削られ、はがれ落ちていく、衰えの時

今のあなたの周りには、これまで積み上げてきたものが少しずつ削られ、力が下から崩れていく——そんな下り坂の空気が流れているようです。

山が長い年月をかけて風雨に削られ、土に還っていくように、勢いが弱まり、はがれ落ちていく局面ですね。

物事が思うように進まなくなった時、味方や支えが減っていく時、努力しても目減りしていくように感じる時に、この卦はよく出ます。

この卦は「無理に進むには利がない」と告げています。つまり、今は攻める時ではなく、守って耐える時なんです。

ただ、衰えの時にも段階があって、ただ崩れるに任せて凶となる場面もあれば、うまく身を引いて難を逃れる場面、そして崩れの果てにわずかな「種」が残る場面もあります。

どう過ごすかはあなたが今どの段階にいるかで変わります。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六五(りくご)

ひとことで言うと
崩れの流れをまとめ直し、秩序へと導く段階。うまくいけば、何ごとも順調に運びます。
今は、こんな時
バラバラに崩れていた流れを、あなたが先頭に立ってまとめ、良い方向へ導けるようになる——そんな転機にいませんか?散らばっていた人や物事を一つにまとめられる、対立していた相手と折り合いをつけられる、混乱を秩序へ立て直せる。魚を一列に連ねて整えるように、ばらけたものに筋を通せる時です。もしそうなら、衰えの中の大きな潮目なんです。
とるべき行動
対立や奪い合いをやめて、皆を一つの秩序のもとにまとめ直すのがよさそうです。うまく束ねて良い流れに導ければ、すべてが順調に運ぶ、利あらざるなしの時ですから、まとめ役を引き受けてみてください。先頭で範を示し、皆を従わせる——そこに活路があります。
気をつけたいこと
まとめる時に、力で押さえつけたり、自分の手柄にしようとしたりすると、せっかくの和がほどけます。皆が自然と従いたくなるよう、公平に、謙虚に束ねることを心がけてくださいね。

いまの気がかりを、山地剝に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

山地剝という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)