地雷復
ちらいふく

一度離れたものが、また戻ってくる。再スタートの時

今のあなたの周りには、長い冬が終わって、地の底からかすかな春の気配が戻ってくる——そんな「立ち返り」の空気が流れているようです。

真冬の地中で、ひとつだけ陽の芽が動き始める。失われていたものが、ゆっくりと戻ってくる局面ですね。

いったん途切れた縁が戻ってくる時、調子を崩していたものが回復に向かう時、迷いから本来の道へ立ち返る時に、この卦はよく出ます。

この卦は「亨る(通じる)」と告げ、出入りに障りなく、仲間も戻ってきて、めぐりめぐって元の場所へ還ってくる——そんな良い再スタートの気配を持っています。前へ進むにも利がある時です。

ただ、「戻る」と言っても、すぐに引き返せて大吉となる段階もあれば、迷い続けて戻る機を逃してしまう段階もあります。

立ち返り方はあなたが今どの段階にいるかで変わります。この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六三(りくさん)

ひとことで言うと
何度も迷っては戻りを繰り返す段階。危なっかしいけれど、戻り続ければ咎はありません。
今は、こんな時
良くしようと戻っては、また元の悪い癖に引き戻され、また戻り直す——そんな行ったり来たりを繰り返していませんか?決意してはくじけ、また決意し直す。やめると決めたことに何度も手を出してしまう。良い方向と悪い方向を行き来して、自分でも不安定さを感じている。もし心当たりがあるなら、それは確かに危なっかしい状態です。でも、ひとつ安心してほしいことがあります。何度つまずいても、そのつど立ち返り続けるなら、咎められることはない時なんです。
とるべき行動
揺り戻しがあっても、自分を責めすぎず、また立ち返ることをやめないのがよさそうです。大事なのは、完璧に一発で直すことより、「何度でも戻ってくる」こと。転んでもそのたび起き上がる——その繰り返しが、ちゃんと前進になっています。
気をつけたいこと
「また失敗した、もうダメだ」と投げ出してしまうのが、いちばんの落とし穴。揺れること自体は咎ではありません。戻るのをやめてしまうことだけ、避けてくださいね。

いまの気がかりを、地雷復に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

地雷復という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)