離為火
りいか

明るく照らす時。何に寄りかかるかが、問われている

今のあなたの周りには、火が燃え立つように、明るく華やかで、人目に触れ、勢いのあるエネルギーが満ちているようです。

ただ、火というのは面白いもので、薪がなければ燃えられません。何かに「付いて」はじめて輝けるんです。だからこの卦は、明るさの卦であると同時に、あなたが何に・誰に寄りかかっているかを問う卦でもあるんですね。

注目を浴びている時、情熱が高まっている時、何か(人・組織・目標)に身を寄せて頑張っている時に、この卦はよく出ます。

ただ、その火が、周りをあたたかく照らす良い火になるか、それとも燃え上がりすぎて自分や周りを焼いてしまう火になるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

原典は「牝牛(めうし)を養うように、柔らかく従順な心を保てば吉」と告げています。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六五(りくご)

ひとことで言うと
涙が出るほど真剣に向き合う段階。その真剣さが、吉を呼びます。
今は、こんな時
涙があふれ、憂え、ため息が出るほど、心を込めて何かに向き合っている——そんな時にいませんか?うまくいかなくて悔し涙が出る、責任の重さに胸がいっぱいになる、大切なことだからこそ不安で胸が痛む。一見、苦しくて弱気な状態に見えるかもしれません。でも実は、それだけ真剣に、誠実に向き合えているということなんです。
とるべき行動
その真剣さや、こみ上げる思いを、無理に抑え込まなくて大丈夫です。心から憂え、真剣に向き合えるこの状態を、原典は吉——良い結果につながると告げています。涙が出るほどの本気こそ、人の心を動かし、道を開いてくれますよ。
気をつけたいこと
ただ、嘆きが「真剣さ」を越えて「絶望」になってしまうと、火が消えてしまいます。憂えながらも、前を向く気持ちは手放さないこと。その涙は弱さではなく、本気の証——そう受け止めてくださいね。

いまの気がかりを、離為火に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

離為火という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)