今回出た卦

火地晋

かちしん

朝日が昇るように、前へ進み出ていく時

卦辞(原文)

晉、康侯用錫馬蕃庶、晝日三接。

晉(しん)は、康侯(こうこう)用(もっ)て馬を錫(たまわ)ること蕃庶(はんしょ)にして、昼日(ちゅうじつ)に三たび接(まみ)ゆ。

今のあなたの周りには、地平線から太陽が昇っていくような、ものごとが少しずつ明るく開けて、前へ進んでいく空気が流れているようです。

認められる、引き上げられる、立場が上がる、新しい場所へ踏み出す——そんな「上昇」の気配が漂う局面ですね。

昇進や抜擢の話が出ている時、努力がやっと日の目を見そうな時、新しいステージに進もうとしている時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「進む勢い」が素直な実りになるか、それとも勢い余って空回りするかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

進み始めたばかりで足踏みする時もあれば、貪るように進みすぎて危うくなる時もある。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

進みたいのに、まだ前に出られない。でも焦らずゆったり構えていれば大丈夫な段階かもしれません。

今いる段階

初六(しょりく) ― いちばん最初の段階

爻辞(原文)

晉如、摧如、貞吉。罔孚、裕无咎。

晉(すす)むが如く、摧(くじ)かるるが如し。貞(ただ)しければ吉(きち)。孚(まこと)とせられざるも、裕(ゆた)かなれば咎(とが)无(な)し。

今は、こんな時
前に進もうとしているのに、なぜか押し戻される——そんなもどかしさ、ありませんか?やる気はあるのに認めてもらえない、提案しても通らない、頑張っているのにまだ信用されていない気がする。新しい職場に入ったばかり、転職や異動の直後、気になる人にまだ存在を分かってもらえていない。もし心当たりがあるなら、今は「進みたいのに進めない」その入口にいるんだと思います。
とるべき行動
ここはあえて、ゆったり構えておくのがよさそうです。まだ信じてもらえなくても、ムキになって押し通そうとしない。正しいやり方を崩さず、心に余裕を持っていれば、それで咎められることはない時ですから。焦って空回りするより、信用が育つのを待つ——そのゆとりが、後でちゃんと効いてきますよ。
気をつけたいこと
認められないことに苛立って、無理に結果を出そうと先走ると、かえって評価を落としがち。今は「まだ伝わっていないだけ」。自分を安売りしたり、卑屈になったりせず、どっしり構えていてくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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