火地晋
かちしん

朝日が昇るように、前へ進み出ていく時

今のあなたの周りには、地平線から太陽が昇っていくような、ものごとが少しずつ明るく開けて、前へ進んでいく空気が流れているようです。

認められる、引き上げられる、立場が上がる、新しい場所へ踏み出す——そんな「上昇」の気配が漂う局面ですね。

昇進や抜擢の話が出ている時、努力がやっと日の目を見そうな時、新しいステージに進もうとしている時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「進む勢い」が素直な実りになるか、それとも勢い余って空回りするかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

進み始めたばかりで足踏みする時もあれば、貪るように進みすぎて危うくなる時もある。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九四(きゅうし)

ひとことで言うと
進み方が貪欲になりすぎているかも。正しくても危うい、ブレーキの段階です。
今は、こんな時
前へ前へと進んではいるけれど、その進み方が、大きなねずみが餌をあさるような、欲ばりで落ち着かないものになっていませんか?地位や利益に貪欲になっている、人を押しのけてでも上がろうとしている、手段を選ばず結果だけを追っている。本人は「正しく頑張っている」つもりでも、周りからは危うく見えている——もしそんな心当たりがあるなら、ここは要注意の段階です。
とるべき行動
いったん進む手を緩めて、自分の動き方を見直すのがよさそうです。この段階は、たとえ自分では正しいつもりでも危うい時だと、原典もはっきり警告しています。地位や利益への執着を一度脇に置いて、「何のために進んでいるんだっけ」と立ち止まってみてください。
気をつけたいこと
いちばん危ないのは、貪っている自覚がないことです。「これくらい当然だ」と欲を押し通すと、足元から信用が崩れていきかねません。進む勢いがある時ほど、その勢いが欲に変わっていないか、自分に問いかけてみてくださいね。

いまの気がかりを、火地晋に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

火地晋という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)