地火明夷
ちかめいい

明るさが隠れる時。才を内にしまって、不遇をしのぐ時

今のあなたの周りには、太陽が地の下に沈んでしまったような、薄暗い空気が流れているのかもしれません。

あなた自身は光を持っている。力もある。なのに、それが正しく届かない、認められない、むしろ出すほど傷つく——そんな、外がこちらに味方してくれない局面ですね。

正当に評価されない職場にいる時、理不尽な相手の下で耐えている時、頑張りが裏目に出てしまう時、何を言っても通じない人間関係の中にいる時に、この卦はよく出ます。

でも、ひとつだけ覚えておいてほしいんです。

こういう暗い時代でも、自分の中の正しさだけは手放さずに、苦しさをこらえて守り抜く——それが、いちばん利のあるやり方になります。

そして、その「どう身を守り、どう耐えるか」の答えは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

初九(しょきゅう) ― いちばん最初の段階

ひとことで言うと
傷つく前に、早めに身を引いておく段階かもしれません。誤解されても、志は守れます。
今は、こんな時
傷ついた鳥が、翼をたたんで低く飛んでいく——そんなふうに、今は無理に羽ばたかず、その場からそっと退くのが良い時です。空気が悪くなってきた職場、自分を大事にしてくれない場所、いても消耗するだけの関係。「ここはもう長くないな」と肌で感じていませんか?早めに距離を取ろうとすると、たいてい周りからは「なんで今さら」「逃げるのか」と言われがちです。でも、それは織り込み済みでいいんです。
とるべき行動
周りの声に揺さぶられず、自分の判断で早めに身を引いてみるのがよさそうです。多少ひもじい思い(=しばらく成果や評価が途切れること)をしても、志さえ守れていれば大丈夫。去り際に多少のことを言われても、気にしすぎないでいきましょう。
気をつけたいこと
「もう少し我慢すれば分かってもらえるかも」と踏みとどまると、かえって深く傷つくことがあります。誤解を恐れて動けなくなるのが、いちばんもったいない時かもしれません。

いまの気がかりを、地火明夷に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

地火明夷という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)