今回出た卦

地火明夷

ちかめいい

明るさが隠れる時。才を内にしまって、不遇をしのぐ時

卦辞(原文)

明夷、利艱貞。

明夷(めいい)は、艱(かん)にして貞(てい)なるに利(よろ)し。

今のあなたの周りには、太陽が地の下に沈んでしまったような、薄暗い空気が流れているのかもしれません。

あなた自身は光を持っている。力もある。なのに、それが正しく届かない、認められない、むしろ出すほど傷つく——そんな、外がこちらに味方してくれない局面ですね。

正当に評価されない職場にいる時、理不尽な相手の下で耐えている時、頑張りが裏目に出てしまう時、何を言っても通じない人間関係の中にいる時に、この卦はよく出ます。

でも、ひとつだけ覚えておいてほしいんです。

こういう暗い時代でも、自分の中の正しさだけは手放さずに、苦しさをこらえて守り抜く——それが、いちばん利のあるやり方になります。

そして、その「どう身を守り、どう耐えるか」の答えは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

才を隠して、芯だけは守り抜く段階かもしれません。

今いる段階

六五(りくご)

爻辞(原文)

箕子之明夷、利貞。

箕子(きし)の明夷(めいい)、貞(てい)に利(よろ)し。

今は、こんな時
賢さや能力を、あえて表に出さず内にしまっておく——そんな振る舞いが正解になる時です。下手に有能さを見せると目をつけられる、本音を言えば角が立つ、まともでいるほど浮いてしまう。そんな息苦しい状況にいませんか?昔、難しい時代に賢者が愚かなふりをしてまで自分の芯を守ったように、今は「あえて目立たない」ことが身を守る知恵になるんです。
とるべき行動
外向きには控えめに、でも自分の中の正しさ・大事にしているものだけは絶対に手放さない——その構えでいくといいと思いますよ。苦しくても芯を守り続けることに、ちゃんと利のある時です。装うことは負けではありません。守るための、立派な戦略なんです。
気をつけたいこと
苦しさのあまり、芯まで曲げて流されてしまうと、暗さに飲み込まれます。隠すのは「見せ方」だけ。中身の正しさまで捨てないように気をつけてくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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