今回出た卦

地火明夷

ちかめいい

明るさが隠れる時。才を内にしまって、不遇をしのぐ時

卦辞(原文)

明夷、利艱貞。

明夷(めいい)は、艱(かん)にして貞(てい)なるに利(よろ)し。

今のあなたの周りには、太陽が地の下に沈んでしまったような、薄暗い空気が流れているのかもしれません。

あなた自身は光を持っている。力もある。なのに、それが正しく届かない、認められない、むしろ出すほど傷つく——そんな、外がこちらに味方してくれない局面ですね。

正当に評価されない職場にいる時、理不尽な相手の下で耐えている時、頑張りが裏目に出てしまう時、何を言っても通じない人間関係の中にいる時に、この卦はよく出ます。

でも、ひとつだけ覚えておいてほしいんです。

こういう暗い時代でも、自分の中の正しさだけは手放さずに、苦しさをこらえて守り抜く——それが、いちばん利のあるやり方になります。

そして、その「どう身を守り、どう耐えるか」の答えは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

暗さが極まる段階。高ぶった末に、落ちていく時かもしれません。

今いる段階

上六(じょうりく) ― いちばん最後の段階

爻辞(原文)

不明晦、初登于天、後入于地。

明(あき)らかならずして晦(くら)し。初めは天に登り、後(のち)には地に入る。

今は、こんな時
光がまったくなくなって、あたりが真っ暗になる——明夷の暗さが行き着くところまで行った段階です。これは、周りを暗くしてきた側(理不尽に振る舞う人、おごり高ぶった存在)が、いよいよ転落していく場面でもあります。初めは天に届くほど勢いがあったのに、最後は地の底まで落ちていく。身近に「あんなに強そうだったのに崩れていく人・状況」を見ていませんか?あるいは、自分自身が勢いに任せて行き過ぎていないか、ふと立ち止まる時かもしれません。
とるべき行動
もし自分が高ぶっている側なら、ここが引き返す最後のタイミングです。勢いを誇るのをやめて、足元を見直してみてください。暗さに苦しめられてきた側なら、もう少しの辛抱です。行き過ぎたものは、自然と崩れていきますから。
気をつけたいこと
いちばん危ないのは、「自分はまだ上に行ける」というおごりです。登りきったと思った瞬間が、落下の始まり。満ちたものは欠けていくのが流れだと、心に留めておきましょう。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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