山水蒙
さんすいもう
まだ知らないこと・わからないことが多く、学びはじめる時
今のあなたの周りには、霧がかかった山のふもとのように、まだ見通しがはっきりしない、これから学んで育っていく——そんな空気が流れているようです。
「蒙」は、子どもがまだ右も左もわからない、あの無垢な状態のこと。決して悪い意味ではなくて、伸びしろがいっぱいある、これから明るくなっていく前の段階なんですね。
新しい分野に飛び込んだ時、まだ経験が浅くて手探りの時、誰かに教わりながら一歩ずつ進んでいる時に、この卦はよく出ます。
ただ、ひとつお伝えしておきますね。
この卦には大事な前提があって、学びは「教わる側から求めてこそ実る」ものなんです。原典でも「こちらから無理に押しつけるのではなく、わからない側が自分から求めてくる」のが筋だとされています。テーマは「未熟さと、そこからの学び」。ただし、その学びをどう進めるかはあなたが今どの段階にいるかで変わります。
だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。
初六(しょりく) ― いちばん最初の段階
- ひとことで言うと
- 物事の始め方に、最初のけじめをつける段階かもしれません。ただし厳しすぎは禁物です。
- 今は、こんな時
- 何かを始めるとき、最初にルールや型をはっきりさせる——そんな場面にいませんか?新しく人を指導する立場になった、後輩や子どもに基本を教えている、自分自身の習慣やけじめを立て直そうとしている。最初に「ここはきちんとやろう」と枠を示すことが効く、そういう段階です。
- とるべき行動
- 始まりだからこそ、最初に基本やルールをはっきり示しておくのがよさそうです。ただし、それは窮屈な縛りを解いてあげるためのもの。「型を教えて、あとは自由に伸ばす」くらいのバランスがいいと思いますよ。
- 気をつけたいこと
- ここで厳しさだけで押し切ろうとすると、原典でも「そのまま進めば行き詰まる」と出ています。締めつけが過ぎると、相手も自分も窮屈になってしまう時。けじめは示しつつ、最後はゆるめてあげる——その加減を忘れないでくださいね。
いまの気がかりを、山水蒙に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。
ありがとうございます。AIとの相談はただいま準備中です。公開まで、もう少しだけお待ちくださいね。