山水蒙
さんすいもう

まだ知らないこと・わからないことが多く、学びはじめる時

今のあなたの周りには、霧がかかった山のふもとのように、まだ見通しがはっきりしない、これから学んで育っていく——そんな空気が流れているようです。

「蒙」は、子どもがまだ右も左もわからない、あの無垢な状態のこと。決して悪い意味ではなくて、伸びしろがいっぱいある、これから明るくなっていく前の段階なんですね。

新しい分野に飛び込んだ時、まだ経験が浅くて手探りの時、誰かに教わりながら一歩ずつ進んでいる時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつお伝えしておきますね。

この卦には大事な前提があって、学びは「教わる側から求めてこそ実る」ものなんです。原典でも「こちらから無理に押しつけるのではなく、わからない側が自分から求めてくる」のが筋だとされています。テーマは「未熟さと、そこからの学び」。ただし、その学びをどう進めるかはあなたが今どの段階にいるかで変わります。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九二(きゅうじ)

ひとことで言うと
未熟さを包み込んで受け止める、頼れる中心になれる段階です。
今は、こんな時
自分より経験の浅い人、まだ未熟な相手を、広い心で受け止める立場にいませんか?後輩や部下の面倒を見ている、家族やパートナーの足りないところを支えている、いろんなタイプの人をまとめる役回りになっている。一人ひとりの未熟さを否定せず、丸ごと包み込めるあなたが、今いちばん頼りにされる時です。
とるべき行動
相手のできなさを責めず、おおらかに受け止めて導いてあげるといいと思いますよ。人を包み込む姿勢も、新しい縁を受け入れることも吉と原典に出ていますし、あなたなら家庭やチームをしっかり治めていける時です。安心して、その懐の深さを発揮してください。
気をつけたいこと
頼られるからこそ抱え込みすぎて、自分が疲れきってしまわないように。包容力は、自分に余裕があってこそ続きます。ときどき自分も労ってあげてくださいね。

いまの気がかりを、山水蒙に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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山水蒙という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)