今回出た卦

山水蒙

さんすいもう

まだ知らないこと・わからないことが多く、学びはじめる時

卦辞(原文)

蒙、亨。匪我求童蒙、童蒙求我。初筮告、再三瀆、瀆則不告。利貞。

蒙(もう)は亨(とお)る。我(われ)童蒙(どうもう)に求むるに匪(あら)ず、童蒙我に求む。初筮(しょぜい)には告(つ)ぐ、再三(さいさん)すれば瀆(けが)る、瀆るれば則(すなわ)ち告げず。貞(ただ)しきに利(よろ)し。

今のあなたの周りには、霧がかかった山のふもとのように、まだ見通しがはっきりしない、これから学んで育っていく——そんな空気が流れているようです。

「蒙」は、子どもがまだ右も左もわからない、あの無垢な状態のこと。決して悪い意味ではなくて、伸びしろがいっぱいある、これから明るくなっていく前の段階なんですね。

新しい分野に飛び込んだ時、まだ経験が浅くて手探りの時、誰かに教わりながら一歩ずつ進んでいる時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつお伝えしておきますね。

この卦には大事な前提があって、学びは「教わる側から求めてこそ実る」ものなんです。原典でも「こちらから無理に押しつけるのではなく、わからない側が自分から求めてくる」のが筋だとされています。テーマは「未熟さと、そこからの学び」。ただし、その学びをどう進めるかはあなたが今どの段階にいるかで変わります。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

素直に教わる姿勢が、いちばん良い実りを呼ぶ段階です。

今いる段階

六五(りくご)

爻辞(原文)

童蒙、吉。

童蒙(どうもう)なり、吉。

今は、こんな時
知らないことを「知らない」と認めて、素直に教わろうとしている——そんな謙虚さが、今のあなたにありませんか?わからないことを正直に質問できている、年下や経験の浅い相手からも学ぼうとしている、自分のやり方に固執せず人の意見を受け入れている。もしそうなら、それこそがこの段階の最大の強みです。
とるべき行動
その素直さを、どうか手放さないでください。へりくだって教えを受ける姿勢こそが、最も良い結果につながると原典でもはっきり吉とされています。背伸びも見栄もいりません。「教えてください」と言えるあなたのままで進んでください。
気をつけたいこと
唯一の落とし穴は、慣れてきた頃に「もうわかった」と素直さを失うこと。学ぶ姿勢が抜けた瞬間に、この良い流れもしぼみがちです。最後まで謙虚さを大事にしてくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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