天風姤
てんぷうこう

思いがけない出会いと、そっと忍び寄るものの時

今のあなたの周りには、予想していなかった人・もの・出来事が、ふいに入り込んでくる——そんな空気が流れているようです。

強い風が、いろんなものを運んでくるようなイメージですね。出会いそのものは、良いきっかけにも、やっかいの種にもなり得ます。

新しい人との縁が舞い込む時、思わぬ誘いや話が来る時、まだ小さいけれど放っておくと広がりそうな問題が芽を出す時に、この卦はよく出ます。

ただ、ひとつお伝えしておきますね。

その出会いや兆しが、良い実りになるか、それともじわじわ手に負えなくなるかは、あなたが今どの段階にいるかで大きく変わってくるんです。

小さなうちに抑えるべき時もあれば、大事に育てるべき時もある。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九四(きゅうし)

ひとことで言うと
手元にあったものを失っている段階。ここで動くと、かえって事態が悪くなりやすい時です。
今は、こんな時
包みを開けてみたら、入っているはずの魚がない——そんなふうに、そばにいてくれた人や、手元にあったはずのものが、いつの間にか離れていってしまった時を表しています。頼りにしていた人が離れた、味方だと思っていた相手と疎遠になった、大事なつながりが切れてしまった。「気づいたら一人になっていた」「あてにしていたものがなかった」、そんな心当たりはありませんか?
とるべき行動
こういう時こそ、焦って何か仕掛けようとしないことです。失ったものを取り返そうと勢いよく動くと、かえって傷口が広がりやすい。まずは、なぜ離れていったのかを静かに振り返って、自分の側を整えるところから始めてみてください。
気をつけたいこと
ここで「なんとかしなきゃ」と立ち上がって強引に動くと、凶——つまり、事態がもっとこじれやすい時です。今は動く時ではなく、足元を見直す時。逸る気持ちを、そっと抑えておきましょう。

いまの気がかりを、天風姤に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

天風姤という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)