澤地萃
たくちすい

人や物が、ひとつところに集まってくる時

今のあなたの周りには、バラバラだったものが寄り集まって、ひとつの大きな流れになっていく——そんな空気が流れているようです。

大地の上に水が集まって、湖になっていくようなイメージですね。

人が集まる、ご縁が重なる、チームや組織がまとまっていく時。あるいは、あなた自身が誰かを呼び集める中心になる時に、この卦はよく出ます。新しい仲間ができる、久しぶりに人が集う、何かのプロジェクトに人が引き寄せられてくる——そんな場面ですね。

ただ、人やエネルギーが集まる時というのは、良い実りを生むこともあれば、集まったがゆえに乱れたり、ぶつかったりすることもあるんです。

その集まりがうまく結ばれるかどうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

上六(じょうりく) ― いちばん最後の段階

ひとことで言うと
集まりから取り残されて、嘆く段階。でも、省みれば道は残されています。
今は、こんな時
みんなは集まって前に進んでいるのに、自分だけがその輪から外れてしまって、思わず涙がこぼれる——そんな、孤立感やつらさを感じていませんか?気づけば周りから取り残されていた、頼れる人がいなくて心細い、つながりを失ってひとりになってしまった。「どうしてこうなったんだろう」と、嘆きたくなる局面です。集まりが極まったあとの、置いていかれる寂しさですね。
とるべき行動
つらいのは当然ですが、ここで投げやりにならないでください。今の自分の状況を素直に嘆き、認めるところから始めるのがよさそうです。「寂しい」「助けてほしい」と、正直に気持ちを出していい。そうやって自分を省みて、改めて人とつながろうとすれば、咎められることはない時です。涙の後に、また手を差し伸べてくれる人は現れますから。
気をつけたいこと
孤立した寂しさを、意地やプライドで隠して強がると、ますますひとりになってしまいます。今は、弱さを認めて、もう一度誰かに歩み寄ること。嘆きを閉じ込めず、外に出すことが、次のつながりへの入り口になりますよ。

いまの気がかりを、澤地萃に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

澤地萃という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)