今回出た卦

澤地萃

たくちすい

人や物が、ひとつところに集まってくる時

卦辞(原文)

萃、亨。王假有廟、利見大人、亨、利貞。用大牲吉、利有攸往。

萃(すい)は、亨(とお)る。王、有廟(ゆうびょう)に假(いた)る。大人(たいじん)を見るに利(よろ)し、亨る、貞(てい)に利し。大牲(たいせい)を用(もち)うれば吉。往く攸(ところ)有るに利し。

今のあなたの周りには、バラバラだったものが寄り集まって、ひとつの大きな流れになっていく——そんな空気が流れているようです。

大地の上に水が集まって、湖になっていくようなイメージですね。

人が集まる、ご縁が重なる、チームや組織がまとまっていく時。あるいは、あなた自身が誰かを呼び集める中心になる時に、この卦はよく出ます。新しい仲間ができる、久しぶりに人が集う、何かのプロジェクトに人が引き寄せられてくる——そんな場面ですね。

ただ、人やエネルギーが集まる時というのは、良い実りを生むこともあれば、集まったがゆえに乱れたり、ぶつかったりすることもあるんです。

その集まりがうまく結ばれるかどうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

集まりから取り残されて、嘆く段階。でも、省みれば道は残されています。

今いる段階

上六(じょうりく) ― いちばん最後の段階

爻辞(原文)

齎咨涕洟、无咎。

齎咨(しし)して涕洟(ているい)す。咎(とが)无し。

今は、こんな時
みんなは集まって前に進んでいるのに、自分だけがその輪から外れてしまって、思わず涙がこぼれる——そんな、孤立感やつらさを感じていませんか?気づけば周りから取り残されていた、頼れる人がいなくて心細い、つながりを失ってひとりになってしまった。「どうしてこうなったんだろう」と、嘆きたくなる局面です。集まりが極まったあとの、置いていかれる寂しさですね。
とるべき行動
つらいのは当然ですが、ここで投げやりにならないでください。今の自分の状況を素直に嘆き、認めるところから始めるのがよさそうです。「寂しい」「助けてほしい」と、正直に気持ちを出していい。そうやって自分を省みて、改めて人とつながろうとすれば、咎められることはない時です。涙の後に、また手を差し伸べてくれる人は現れますから。
気をつけたいこと
孤立した寂しさを、意地やプライドで隠して強がると、ますますひとりになってしまいます。今は、弱さを認めて、もう一度誰かに歩み寄ること。嘆きを閉じ込めず、外に出すことが、次のつながりへの入り口になりますよ。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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