艮為山
ごんいさん

いったん立ち止まって、動かない時

今のあなたの周りには、前へ前へと進むより、どっしりと山のように動かず、その場にとどまることに意味がある——そんな空気が流れているようです。

山は自分から動きません。来るものを静かに受け止め、ただそこに在り続ける。今はそんな「止まる力」が問われている局面ですね。

何かを始めたくてうずうずしているけれどまだ時期じゃない時、欲や衝動を抑えたい時、心がざわついて落ち着かない時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「止まる」ことが、心を整える良い静けさになるか、ただ身動きが取れず苦しいだけになるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九三(きゅうさん)

ひとことで言うと
無理やり止めようとして、かえって苦しくなっている段階のようです。
今は、こんな時
止まるべきところを、力ずくで抑え込もうとして、心も体も張りつめている——そんな状態になっていませんか?感情を無理に押し殺している、本当はつながっている部分を断ち切ろうとして痛む、我慢に我慢を重ねて気持ちが焦げつくよう。背中を引き裂くような無理な止め方は、危うさを生み、胸の内をジリジリ焼いてしまいます。今はそんな、緊張で息が詰まる段階なのかもしれません。
とるべき行動
止まること自体は悪くありません。でも、止め方が力任せになっていないか、いちど見直してみてください。全部を断ち切ろうとせず、力を抜けるところは抜く。完璧に抑え込もうとするほど苦しくなるので、「ほどほどに止める」くらいでちょうどいいと思いますよ。
気をつけたいこと
無理な我慢は、ある日ぷつんと切れてしまいます。胸が焼けるような苦しさを感じているなら、それは止め方が極端になっているサインかもしれません。一人で抱えず、息抜きや逃げ道を用意しておいてくださいね。

いまの気がかりを、艮為山に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

艮為山という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)