艮為山
ごんいさん

いったん立ち止まって、動かない時

今のあなたの周りには、前へ前へと進むより、どっしりと山のように動かず、その場にとどまることに意味がある——そんな空気が流れているようです。

山は自分から動きません。来るものを静かに受け止め、ただそこに在り続ける。今はそんな「止まる力」が問われている局面ですね。

何かを始めたくてうずうずしているけれどまだ時期じゃない時、欲や衝動を抑えたい時、心がざわついて落ち着かない時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「止まる」ことが、心を整える良い静けさになるか、ただ身動きが取れず苦しいだけになるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

上九(じょうきゅう) ― いちばん最後の段階

ひとことで言うと
止まり方が、どっしりと厚く定まる段階。揺るがない安定の時です。
今は、こんな時
もう迷いがなく、腰を据えて「ここに留まる」と決められている——そんな、地に足のついた状態にいませんか?周りが騒がしくても動じない、誘惑や雑音に振り回されなくなった、自分の在り方が定まって落ち着いている。山のように、どっしりと構えていられる。今は、これまで積み重ねてきた「止まる力」が、いちばん厚く実っている段階だと思います。
とるべき行動
その揺るがなさを、自信にしていいと思いますよ。篤実にどっしり構えていられる今は、とても良い状態(吉)です。軽々しく動かず、ぶれない軸でいることが、そのまま周りからの信頼につながります。焦って動き出す必要はありません。
気をつけたいこと
ただ、「動かない」が「頑固で人の話を聞かない」になってしまうと、せっかくの安定がもったいないです。どっしり構えながらも、心は開いておく。揺るがなさと柔らかさが両立できると、この良い状態がずっと続きますよ。

いまの気がかりを、艮為山に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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艮為山という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)