風山漸
ふうざんぜん

順序を踏んで、少しずつ進んでいく時

今のあなたの周りには、一足飛びにではなく、一段ずつ順を追って、ゆっくり確実に進んでいく——そんな空気が流れているようです。

渡り鳥の雁が、水際から岩へ、岩から木へと、決まった順序で高みへ進んでいくようなイメージですね。焦らず段階を踏むからこそ、その歩みは崩れません。

じっくり関係を育てたい時、新しい環境に少しずつ馴染んでいく時、結婚や昇進など人生の節目をきちんと順序立てて進めたい時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「少しずつ」が、着実な前進になるか、それとも焦って順序を飛ばして無理が出るかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六二(りくじ)

ひとことで言うと
安心できる足場を得て、心穏やかに過ごせる段階。良い時です。
今は、こんな時
危なっかしかった足元が、しっかりした岩の上に移って、ほっと一息つけている——そんな安定を感じていませんか?新しい環境にだいぶ馴染んできた、信頼できる仲間や居場所ができた、生活が落ち着いて気持ちにゆとりが出てきた。雁が大きな岩の上で、和やかに飲み食いしてくつろぐような、穏やかで満ち足りた段階です。
とるべき行動
今は、この落ち着いた時間をゆったり味わっていいと思いますよ。無理に次へ急がず、得られた安定を楽しみながら力を蓄える。穏やかで心地よい、良い時(吉)ですから、安心してこの足場の上で英気を養ってください。周りの人と和やかに過ごす時間も、大切にするといいですね。
気をつけたいこと
ただ、居心地が良すぎて、ここに永遠に居座ろうとしないように。雁はやがて次の段へ進みます。今は安らぐ時ですが、これがゴールではないことだけ、心の隅に置いておきましょう。

いまの気がかりを、風山漸に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

風山漸という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)