風山漸
ふうざんぜん

順序を踏んで、少しずつ進んでいく時

今のあなたの周りには、一足飛びにではなく、一段ずつ順を追って、ゆっくり確実に進んでいく——そんな空気が流れているようです。

渡り鳥の雁が、水際から岩へ、岩から木へと、決まった順序で高みへ進んでいくようなイメージですね。焦らず段階を踏むからこそ、その歩みは崩れません。

じっくり関係を育てたい時、新しい環境に少しずつ馴染んでいく時、結婚や昇進など人生の節目をきちんと順序立てて進めたい時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「少しずつ」が、着実な前進になるか、それとも焦って順序を飛ばして無理が出るかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九三(きゅうさん)

ひとことで言うと
本来の順序より先へ進みすぎてしまう、危うい段階のようです。
今は、こんな時
少しずつ進むべきところを、勢い余って一気に高みへ行こうとしている——そんな焦りや無理が出ていませんか?身の丈に合わない場所まで踏み込んでしまった、攻めの姿勢が行き過ぎている、関係や仕事を急ぎすぎてかみ合わなくなっている。雁が止まるべきでない高地まで出てしまうように、進む場所を間違えると、夫婦が離れ離れになり、授かったものも育たない——そんな、すれ違いやこじれが起きやすい局面です。
とるべき行動
今は、無理に攻め進むのをやめて、守りに切り替えるのがよさそうです。前へ出ようとすると、うまくいきにくい時ですが、逆に自分の足場を守り、入り込もうとするトラブルを防ぐことには向いているんです。今あるものを手放さないこと、こじれを広げないこと——守勢に徹するのが、この段階の正解だと思いますよ。
気をつけたいこと
「ここまで来たんだから引き返せない」と意地で進むと、傷が深くなります。進みすぎたと気づいたら、戻る・止まる勇気を持ってください。順序を飛ばした分は、どこかで取り戻す必要がある——そう考えて、いったん落ち着きましょう。

いまの気がかりを、風山漸に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

風山漸という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)