兌為澤
だいたく

喜びが行き交って、人と打ち解けていく時

今のあなたの周りには、楽しさや喜び、和やかさが行き交って、人と打ち解けやすい——そんな明るい空気が流れているようです。

水をたたえた沢が、潤いと恵みをもたらすように、笑顔やよろこびが人を引き寄せ、つながりを生む局面ですね。

人付き合いが楽しい時、誰かと喜びを分かち合っている時、コミュニケーションが弾む時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「喜び」が、心からの健やかな喜びになるか、それとも上辺だけの快楽や、こびへつらいに流れてしまうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

九五(きゅうご)

ひとことで言うと
信じてはいけないものを、信じてしまいやすい段階。危うさに注意の時です。
今は、こんな時
本当は警戒すべき相手や、あなたを内側からむしばむようなものを、つい信用してしまっていませんか?口当たりのいい誘惑にほだされている、表面は魅力的でも実は害になるものに惹かれている、信じるべきでない人に心を許しかけている。甘い喜びの裏に、あなたをそっと削り取っていくものが潜んでいる——今はそんな、見極めの難しい段階かもしれません。
とるべき行動
今は、「この喜びは本物だろうか」と一歩引いて見極めるのがよさそうです。心地よさの裏に、自分を損なうものが隠れていないか確かめてみてください。信じてはいけないものを信じると、危うさがあります(厲)から、甘い言葉や心地よい誘いほど、慎重に。耳に痛い忠告のほうが、案外あなたを守ってくれますよ。
気をつけたいこと
「これだけ心地よいのだから大丈夫」という油断が、いちばん危ない時です。喜びに包まれている時こそ、それが何によってもたらされているのかを冷静に見る。心地よさと安全は、いつも一致するとは限りません。そこだけ、見誤らないでくださいね。

いまの気がかりを、兌為澤に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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兌為澤という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)