今回出た卦

風水渙

ふうすいかん

こわばっていたものが、ほどけて散っていく時

卦辞(原文)

渙、亨。王假有廟、利涉大川、利貞。

渙(かん)は、亨(とお)る。王(おう)有廟(ゆうびょう)に假(いた)る。大川(たいせん)を涉(わた)るに利(よろ)し。貞(ただ)しきに利し。

今のあなたの周りには、固まっていたもの・滞っていたものが、ゆっくりほどけて流れ出していく——そんな空気が流れているようです。

水面に風が吹いて、張りつめていた氷が溶け、波紋になって広がっていくイメージですね。

わだかまりが解けていく時、こわばった人間関係がほぐれ始める時、ひとつ所にしがみついていた気持ちを手放す時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「散らす・ほどける」流れが、新しいまとまりや再出発につながるか、それともただバラバラに崩れて終わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

小さな群れを散らして、より大きくまとまる段階。最上の吉です。

今いる段階

六四(りくし)

爻辞(原文)

渙其群、元吉。渙有丘、匪夷所思。

其の群(むれ)を渙(さん)ず、元(おお)いに吉(きち)。渙じて丘(きゅう)有り、夷(つね)の思う所に匪(あら)ず。

今は、こんな時
身内びいきや、内輪のかたまりが、かえって視野を狭くしている——そんな場面に心当たりはありませんか?仲良しグループで固まってしまっている、派閥や縄張り意識が足を引っぱっている、「自分たちだけ」の発想から抜け出せない。今は、その小さなまとまりをあえて崩して、もっと大きな輪へと開いていく時なんです。
とるべき行動
内輪のこだわりを思いきって散らし、垣根を越えてつながりにいくのがよさそうです。派閥を解いて全体のために動く、立場の違う人とも手を組む、自分たちだけの利益を超えて考える。これは、これ以上ないほど良い時で、しかも周りの予想を超えるような大きな実りにつながりますよ。常識的な計算では届かない場所に、道が開けます。
気をつけたいこと
小さなまとまりを崩すのは、最初は心細いものです。「仲間を見捨てるのか」と思えるかもしれません。でもこれは見捨てるのではなく、もっと大きな所で再び結び直すこと。怖がらず、視野を広く持ってくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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