風水渙
こわばっていたものが、ほどけて散っていく時
渙、亨。王假有廟、利涉大川、利貞。
渙(かん)は、亨(とお)る。王(おう)有廟(ゆうびょう)に假(いた)る。大川(たいせん)を涉(わた)るに利(よろ)し。貞(ただ)しきに利し。
今のあなたの周りには、固まっていたもの・滞っていたものが、ゆっくりほどけて流れ出していく——そんな空気が流れているようです。
水面に風が吹いて、張りつめていた氷が溶け、波紋になって広がっていくイメージですね。
わだかまりが解けていく時、こわばった人間関係がほぐれ始める時、ひとつ所にしがみついていた気持ちを手放す時に、この卦はよく出ます。
ただ、その「散らす・ほどける」流れが、新しいまとまりや再出発につながるか、それともただバラバラに崩れて終わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。
だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。
玄の見立て 大きな号令を発し、ためこんだものを散らして施す段階。咎められません。
今いる段階
九五(きゅうご)
渙汗其大號、渙王居、无咎。
其の大號(たいごう)を渙(さん)じて汗(あせ)のごとくし、王(おう)の居(たくわ)えを渙ず、咎(とが)无(な)し。
- 今は、こんな時
- 自分の持っているもの・蓄えてきたものを、思いきって周りに行き渡らせる時が来ているのかもしれません。リーダーとして方針を打ち出す立場にいる、自分の知識や経験を後進に広く分け与える時、蓄えた資源を必要としている所へ回す場面。汗が体じゅうに行き渡るように、あなたから出たものが組織や周りのすみずみまで届いていく——そんな局面に立っていませんか?
- とるべき行動
- はっきりとした言葉で方針を示し、ためこんだものを惜しまず散らして施すのがよさそうです。号令は一度きりではなく、汗のように全体へしみ渡らせるつもりで。出し惜しみせず分け与える、明確に旗を立てる、私財や蓄えを必要な所へ回す。そうして公のために散らせるなら、咎められることはない時ですよ。
- 気をつけたいこと
- 「せっかく蓄えたのに」と出し渋ると、ここで流れが止まってしまいます。今は、ためこむより行き渡らせることが信頼を生む段階。号令も施しも、中途半端にせず思いきってどうぞ。
こわばった空気がほどけていく時。散らすのは相手への想いではなく、わだかまりと意地。
恋愛で、いまの段階は
九五 ― 気持ちも言葉も出し惜しみしない段階。想いと考えを、汗が全身に行き渡るようにはっきり伝え切れば、咎はありません。
停滞がほどけて流れ出す時。散らすのは私心と内輪意識、大きな一歩には追い風。
仕事で、いまの段階は
九五 ― 率いる立場の人の本番。方針を汗のように全体へ行き渡らせ、ためこんだ資源や知見を出し惜しみせず散らして施せば、咎はありません。
そのまま玄に話しかけられます。
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ここまでの相談と今回の卦をもとに、玄が一通の鑑定書に読み解きます。
- いまの状況と、あなたが立っている段階
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ごめんなさい、鑑定書はいま準備の最終段階なんです。もうすぐお作りできるようになりますので、少しだけ待っていてくださいね。
今日の話、少しは整理の役に立ちましたか?
ありがとうございます。またいつでも、卦を立てに来てくださいね。
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