風水渙
ふうすいかん

こわばっていたものが、ほどけて散っていく時

今のあなたの周りには、固まっていたもの・滞っていたものが、ゆっくりほどけて流れ出していく——そんな空気が流れているようです。

水面に風が吹いて、張りつめていた氷が溶け、波紋になって広がっていくイメージですね。

わだかまりが解けていく時、こわばった人間関係がほぐれ始める時、ひとつ所にしがみついていた気持ちを手放す時に、この卦はよく出ます。

ただ、その「散らす・ほどける」流れが、新しいまとまりや再出発につながるか、それともただバラバラに崩れて終わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってくるんです。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

上九(じょうきゅう) ― いちばん最後の段階

ひとことで言うと
害や危険を遠くへ散らし、その場から離れ出る段階。咎められません。
今は、こんな時
傷つけ合いそうなもの・血なまぐさい争いごと・自分に害をなすものから、いよいよ離れる時が来ているのかもしれません。こじれて消耗するだけの関係、これ以上いても危ないだけの場所、見ているとどんどん削られていく状況。「もうここにいてはいけない」「これは遠ざけたほうがいい」——そんな感覚が、心のどこかにありませんか?
とるべき行動
危ういものは遠くへ散らし、自分はその場から離れ出るのがよさそうです。傷つく前に距離を置く、害をなすものを遠ざける、ずるずる留まらずきっぱり出る。そうして危険から離れられれば、咎められることはない時ですよ。逃げるのではなく、賢く身を守る判断です。
気をつけたいこと
「ここで離れたら負けた気がする」と踏みとどまると、いらぬ傷を負いかねません。離れることは敗北ではなく、害を散らすための知恵。遠くへ出ることをためらわないでくださいね。

いまの気がかりを、風水渙に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

もう一度占う

風水渙という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)