今回出た卦

地風升

ちふうしょう

一歩ずつ、着実に上へ伸びていく時

卦辞(原文)

升、元亨、用見大人、勿恤、南征吉。

升(しょう)は、元(おお)いに亨(とお)る。用(もっ)て大人(たいじん)を見る。恤(うれ)うる勿(なか)れ、南(みなみ)に征(ゆ)けば吉。

今のあなたの周りには、地面の下にまかれた種が芽を出し、少しずつ上へ伸びていく——そんな、ゆっくりとした上昇の空気が流れているようです。

焦らず、一段ずつ階段をのぼっていくようなイメージですね。

昇進や昇格の話が近づいている時、コツコツ続けてきたことが実り始める時、新しい環境で少しずつ認められていく時に、この卦はよく出ます。地中の根が見えないところで育って、やがて木が天へ伸びていくように、今は伸びていける流れにいるんです。

ただ、上へ伸びる勢いというのは、進んでいくうちは大きな力になりますが、昇りすぎて止まれなくなると、かえって身を危うくすることもあるんです。

その上昇が良い実りになるかどうかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

易の案内人・玄 玄の見立て

抵抗なく、すいすい進んでいける段階のようです。ただ、軽やかさゆえの注意も。

今いる段階

九三(きゅうさん)

爻辞(原文)

升虛邑。

虛邑(きょゆう)に升(のぼ)る。

今は、こんな時
行く手をはばむものが何もなくて、まるで誰もいない街に入っていくみたいに、すんなり前に進めている——そんな手応えはありませんか?話がトントン拍子に進む、思ったより簡単に物事が通る、抵抗らしい抵抗がない。「えっ、こんなにスムーズでいいの?」と拍子抜けするくらい、軽やかに上っていける時です。
とるべき行動
進める時なので、流れを止めずに前に進んでいくといいと思いますよ。せっかく開けている道ですから、ためらわずに歩を進めてみてください。ただ、あまりに障害がないぶん、足元を確かめながら進むくらいの落ち着きは持っておくと安心です。
気をつけたいこと
すいすい進めると、つい調子に乗って、確認や足固めをおろそかにしがちです。空き家のように見える街でも、よく見れば落とし穴があるかもしれません。スムーズな時ほど、一歩ずつの確かさを忘れないでくださいね。
易の案内人・玄
玄との相談

そのまま玄に話しかけられます。

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