澤山咸
たくざんかん

心が、自然と通い合っていく時

今のあなたの周りには、理屈や打算ではなく、心と心が自然に響き合って動いていく——そんな空気が流れているようです。

山の上に澤の水が静かに染み込んでいくように、こちらが素直に開けば、相手の心もそっと開いていく。そういうイメージですね。

気になる人ができた時、誰かと距離が縮まり始めた時、新しい場所やチームにだんだん馴染んでいく時に、この卦はよく出ます。恋愛だけでなく、人と人とが「通じ合う」場面ぜんぶに関わる卦なんです。

ただ、その感じ合う心が良いご縁に育つか、それとも空回りや口先だけで終わるかは、あなたが今どの段階にいるかで変わってきます。

咸は、足の指先から始まって、心、そして口元へと、感応が体の下から上へ昇っていく物語でもあるんです。だから、この先の「今いる段階」が、いちばんの答えになりますよ。

あなたが今いる段階

六二(りくじ)

ひとことで言うと
気持ちが先走りそうな時。自分から動かず、留まれば吉です。
今は、こんな時
ふくらはぎがむずむずして、つい自分から先に動き出したくなる——そんな衝動が高まっていませんか?相手の出方を待たずに告白したくなる、気持ちが高ぶって自分から飛び込みたくなる、勢いで関係を一気に進めたくなる。気持ちが盛り上がっているのは自然なことです。でも今は、その勢いのまま自分から先走ると、裏目に出やすい局面なんです。
とるべき行動
ここはぐっとこらえて、その場に留まるのがよさそうです。焦って先に動けば凶、落ち着いて待てば吉——原典がそうハッキリ告げてくれています。相手の動きや機が熟すのを、どっしり待ってみてください。
気をつけたいこと
「待つなんてもどかしい」と感じるかもしれません。でも、こむらが動くのは歩く前のフライング。今それに任せて飛び出すと空回りします。待つことが、ここでは最善の一手なんですよ。

いまの気がかりを、澤山咸に重ねて、
もう少し、一緒に読み解いてみませんか。

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澤山咸という卦を学ぶ(卦辞・爻辞と六つの段階)