澤山咸の恋愛での意味
心が感じ合う、六十四卦でいちばん恋愛に近い卦。縁は吉、ただ焦らずに。
咸は「感じ合う」——六十四卦でいちばん恋愛に近い卦です。理屈より先に、もう心が動いていませんか。原典はこの卦を「通じる。女性を妻に迎えれば吉」とはっきり言っていて、恋愛で出たなら、この惹かれ合いは素直に受け取っていい流れです。ただ、咸の感じ合いは繊細で、焦ると濁ります。急がないことが、この良い流れを保ついちばんの条件です。
感じ合う卦ですから、あなたの「通じている気がする」という手応えは、一方通行とは限らない時です。ただ、それを言葉で確かめたくなるのを、少しだけこらえて。咸の通い合いは、たくさん喋ることより、同じ時間を心地よく過ごせているかに表れます。会っている時の空気は自然ですか。沈黙が苦しくないなら、それがいちばんの答えかもしれません。
兆しを育てる時です。焦って言葉を尽くすより、そばで過ごす時間をすこし増やす方が伝わります。告白を急ぐより、まず「一緒にいて楽な相手」になること。感じ合う心は、そこから勝手に育っていきます。
心の通い合いを、もう一段深くできる時期です。イベントやサプライズより、なんでもない時間の質を上げること。並んで歩く、一緒にごはんを作る——「言わなくても伝わる」部分を育てるのに、いちばん向いた時です。
咸が問うのは「いま、心がまだ動くか」です。過去の思い出の量ではなく、いま連絡を取り合ったとして、自然に心が通うかどうか。先走って動けば裏目、じっと待てば吉——と原典が言う段階もある卦です。まずは静かに、小さな接点から確かめてみてください。
口先です。言葉ばかりが先行して心が伴わないと、この卦の良さが消えてしまいます。歯の浮くようなセリフより、行動と時間を。もうひとつ、相手に合わせすぎて自分を見失うのも、この卦の落とし穴です。惹かれていても、自分の軸は手放さないでくださいね。
素直でいることです。よく見せようと盛らない、駆け引きをしない、感じたことを穏やかに伝える。原典が「正しさを守るのがよい」と言うのはまさにここで、咸の縁は、まっすぐな心にいちばんよく応えます。急がなくて大丈夫ですよ。
最後に、これだけは。易が視ているのは、相手の心の中ではなく、あなたが立っている流れです。相手の気持ちは、易にも僕にも言い当てられません。でも、その流れの中でどう動くかは、あなたが選べます。ここに書いた言葉は、そのための手がかりにしてください。
恋愛での読み解きは、白文・書き下し(朱熹『周易本義』系、パブリックドメイン)と当サイトの解釈にもとづく、当サイトによる文章です。
気になる段階があれば、原典の卦辞・爻辞をじっくり読んでみるのもおすすめです。
易が示すのは、あなたの流れまでです。自分の事情に合わせて聞いてほしいときは、寝る前のスマホから試せるチャット占いもあります。
相談履歴